面接で「ソコ」見せないと即脱落!ガクチカ必須ポイント解説 現在の意識ではなく、過去の行動を言え!

面接戦略②初級

面接で「ソコ」見せないと即脱落!ガクチカ必須ポイント解説 現在の意識ではなく、過去の行動を言え!

まずは4歳と仲良くなる方法

突然ですが、4歳の子供と早く仲良くなる為にはどうしたら良いでしょう?
考えられる方法は、

しゃがんで、目線を下げ、体を小さく感じさせて、わかりやすくゆっくり笑顔で話をしてあげる。
飴とかお菓子とかをあげるのもいいでしょうね。

それから、「その子の好きな話題を見つけて話を引き出す」も効果的でしょうね。

例えば
「機関車トーマスって知ってる? アンパンマンは好きかな? ドラえもんとかの方が好きかな?」
と聞きます。

もしその子がアンパンマン好きなら、
「僕(私)はアンパンマンが好き!」
「へーおじさんは食パンマンが一番強いと思うなぁ」
「違うよ、アンパンマンはアンパンチできるから、アンパンマンが一番強いんだよ」
(わけあってもう少し続けます)
「えー凄いね、じゃーカレーパンマンとかバイキンマンの他に誰知ってる?」
『ジャムおじさんも知ってるし、、、もう全部知ってるよ! だって毎日ママが買ってくれたDVD見てるから、、だからお歌も全部覚えちゃったし、、昨日の昨日にママが絵本買ってくれたから、これからは寝る前に毎日絵本をよんでもらうんだ 平仮名で「あんぱんまん」ってもう全部読めるんだよ 凄いでしょ』

の様に会話が進んで行きますし、その子の好きな話題について二人で話す事で、子供は心を開いて、目を輝かせて話しをしてくれますから一気に仲良くなれます。

面接も同じ構図

何かに似てますよね?
そうです、面接とソックリなんです。

面接官によっては、こちらが自己紹介した後に
「緊張しなくていいですよ! ちょっと関係ない雑談でもしましょうか、今日はここまでどうやって来られたんですか?」
「はい 家から電車とバスを乗り継いできました。」
の様にリラックスさせてくれます。(さすがに飴はくれませんが、、)

なぜリラックスさせてくれようとするのでしょうか?
学生と仲良くなりたいのでしょうか?
面接では始めに長所を聞かれる事が多いですが、長所を聞きたいのでしょうか?
(※学生の長所を知る事は重要だとしても、学生の「長所の話」から長所を知る事ができますか?)
挫折経験を聞いてきます。 人の不幸な話を聞きたいのでしょうか?

面接官がどうしても見たいのは学生の何??

早めに言っちゃいますが、一言でいえば「バイタリティー」です。
学生がどれくらいのバイタリティーを持っているかを知りたいのです。

医学で「バイタル」といえば、「脈拍」「血圧」「呼吸」「体温」の4つの指標を指し、この数値の状態や経過を見ることで、医者はその人の体の健康度合(生きる力の強弱)を診断するわけです。

面接官は学生の答えから、その人の精神の健康度合(生きる力の強弱)を判断しようとしているのです。
精神の健康度合を測る為の測定機器がないので、わざわざ面接をするのです。

「バイタリティー」の測り方

それでは「バイタリティー」≒「やる気」ってどうやって測りますか?

まず興味の無い事に「やる気」が出る人はいませんから、それぞれの学生が何に興味を持っているのかを聞き出した上で、どれくらいの「やる気」でその課題に臨んだかを測ります。

次にどうやって学生の「やる気」を測るかです。
学生が「物凄くやる気あります」って言ったら、面接官は「彼のやる気は物凄い」と判断するでしょうか?
「一生懸命頑張る」「試行錯誤しながら取り組む」「地道に進めた」「時に切磋琢磨しながら」等の言葉を学生は履歴書でも面接でも使ってしまいますが、これらの言葉で面接官は「やる気」の強弱を判断できますか? 

できませんよね。

「やる気」の強弱を見るには、学生が実際に「何をしたか?」「どう行動したか?」によってしか判断できません。
ですから、「〇〇を強く心掛けています」「〇〇を意識しながら生活できる様になりました」「常に感謝を忘れずに~」「~に気づけました」などのフレーズも良く履歴書や面接で見ますが、これも実際の動的な行動が伴っておらず「やる気」が強い事をアピールできていません。

超簡単に言えば、面接とは
【具体的な行動トピックを事前に準備しておいて、それを言ったモン勝ちゲーム】です。

「やる気」を表現する見本的記述!例えばコレ!

それでは、具体的な行動を見せて「やる気」の強さを面接官に届ける見本的な記述をします。

「私は学生時代、アンパンマンに一番取り組みました。 毎日DVDを見ました。
結果的に全キャラクター132名の名前を4か月間で完全に記憶しました。
DVDに出てくる楽曲の歌詞は全て完コピです。
今はアンパンマンの絵本に挑戦中です。 平仮名はまだ覚え始めですが、2日で「あんぱんまん」だけは読める様になりました。 アンパンマンに楽しみながら取り組んだお蔭で今は平仮名の習得という次の目標が見えてきました。」

どうでしょうか? 

学生の「やる気」は具体的な行動で面接官に伝わったでしょうか?
「一生懸命」等の強調する言葉も使わず、何かを強く心掛けるといった内面的な言葉も使わず、具体的な行動だけで端的に「やる気」を表現しています。
4歳児でも「具体的な行動」によって、「やる気」をほぼ表現できていた事に気づいてください。

一つ目のまとめ

まとめると、履歴書と面接の目的は、面接の場で面接官に自分が一番興味のある・自分の最も好きな事柄について、具体的な行動を説明する事で「やる気」の強さ・「バイタリティー」の強さをアピールする事です。
ソレを強く意識しながら履歴書を書き、面接対策をしてください。

本当にあの子はアンパンマンが一番好きだったのか?

実はもう一つトピックを最初の4歳の話の部分に仕込んであります。(笑)
あのアンパンマンが好きな子供が一番好きなキャラクターはアンパンマンで間違いないでしょうか?
実はおじさんに「トーマス」「アンパンマン」「ドラえもん」を提示されて、その中で一番好きな「アンパンマン」の話で目を輝かしてしまいましたが、実は何よりも好きなキャラクターは「ミッキーマウス」でした。 (独断と偏見と流れ上そういう事にします!
もし「ミッキーマウス好き?」と聞けていれば、子供はもっと楽しく色んなミッキーの話をできたでしょうし、もっと早く強く仲良くなれたはずです。

こういう事は当然起こり得ますよね。4歳ですから、、
そして同じ事が20歳を超えた履歴書&面接でも実際に起こります。頻発してます。(笑)

履歴書に一番好きな「ミッキーマウス」だけでなく、「アンパンマン」「トーマス」等、2番目、3番目に好きな物まで無造作にバラまいて書いてしまっている人が非常に多いです。
各質問に正直に何も戦略を持たずに答えているからです。

そうすると面接で何が起きるか予想できますよね?
面接官があなたの履歴書の一部を読んで、
「この学生はアンパンマンに興味があるのかぁ、どれどれバイタリティーはどれくらいかなぁ?」
と考えて、人によっては、状況によっては、その学生の為に「アンパンマン」をドンドン深掘りして来るかもしれません。

そうなると、一番好きで自分の「バイタリティー」を一番強く表現できるはずの「ミッキーマウス」について全く答えずに面接が終わる事もあり得ますよね。
たとえ全くでなくても、面接官が履歴書にある「ミッキーマウス」「アンパンマン」「トーマス」全てについて確認して来れば、一番話しがしたい「ミッキーマウス」の時間が3分の1になってしまいます。

どうやって話題を「ミッキーマウス」に集める・寄せるのか?

面接の場で準備なく「ミッキー」に寄せるのは無理

例えば面接でイキナリ
「あなたが一番見ていて勇気が出るアニメは何ですか?」
という質問をされたとします。

もしあなたの第一感が「勇気が出るといえばアンパンマン」であれば、
正直に「アンパンマンです。それはバイキンマンに意地悪されても、頑張って皆を助けに行くアンパンマンを見るといつも勇気100倍です。」と答えてください。
質問されてから答えるまでの時間が数秒しかない面接では、想定外の質問には瞬発力で答えるしかありません。

履歴書やエントリーシートは時間があるので、「ミッキー」に寄せられる

しかし、この質問が履歴書やエントリーシートにあった場合は、「第一感は絶対にアンパンマンだけど、自分のやる気を一番に表現できる話題はミッキーマウスだから、これまで見たミッキーの話の中から勇気の出る部分を探してミッキーの話を書こう」と思って下さい。
履歴書やエントリーシートは時間が無制限にあるので、こういった「ミッキーに寄せる細工」ができるのです。
(※谷繁がギリボールをギリストライクに寄せるのに少し似ています。谷繁知らない人は無視して!)

実は面接でも「ミッキーの話題」に寄せられる

それに対して、面接の場では面接官から質問されてから3秒後には話し始めていないといけません。履歴書の様に時間は無制限ではありません。
だから面接では、答えのトピックを「ミッキーマウス」に寄せる様な細工が全然できないのでしょうか?

答は「かなりの部分で出来る」です。

面接には頻出質問がありますよね。
ググればネット上に溢れかえっています。
頻出質問「50」でも「100」でも構いません。
一問目から順番に答えて行って、答えが「アンパンマン関連」・「トーマス関連」になったら
「ミッキー関連」の答えも探して、書いて、答える練習をすれば良いのです。
それを続けると徐々に自分の受け答え内容を「ミッキー」に寄せていく事ができます。

総まとめ

前半では自分の「バイタリティー」を見せる為に、一番興味があって話す事で自分の目が輝く様なメイントピックについて、具体的な行動を挙げながら語る事が重要だと書きました。

後半では4歳児の様に2番目のトピックについて頑張って話す様な状況に陥らない為に、履歴書やエントリーシートの段階から、面接での話題をできるだけメイントピックに流し込める様に準備・作成し、面接の頻出問題でも同様にメイントピックに寄せる準備・練習をする事の重要性を書きました。

皆さんが目指しているパイロットになる為の就職活動は、世の中にある他の面接に比べて非常に倍率が高いです。
大学名を書いて、普通に雑談できれば合格できる様な簡単なモノではないはずです。
この記事で書いてきた様に自分の「バイタリティー」を濃く強く伝える仕組みを立体的に戦略的に作らずに、ただ良い雰囲気の雑談を目指していては採用までたどり着けないはずです。

やるかやらないかはあなた次第、信じるか信じないかはあなた次第です。(笑)

オマケ 話が苦手な4歳でも一番好きな話題を話すと気持ちが伝わります。

4歳より20歳を超えた今の方が、皆さんの「話す技術」は上達しているはずです。
メインテーマが何か?どんなトピックを中心に話すかを準備すれば、絶対に上手く喋れます。
たとえ上手く喋れなくても必ず「やる気」は伝わります。

上手く「やる気」を伝える人が面接の上手い人です。

オマケ 自己PRの軸となるメイントピックが薄いと感じる人は

「ダラダラ文」で濃いトコ絞り出せ!という記事で、メイントピックの中の濃く強い所を見つける方法について解説しています。

オマケ 「一生懸命」「地道に」「心掛ける」「意識する」など多用してる人は

「一生懸命頑張る」「試行錯誤しながら取り組む」「地道に進めた」「時に切磋琢磨しながら」
などは無意味に使われていれば、強調ワードですね
「〇〇を強く心掛けています」「〇〇を意識しながら生活できる様になりました」「常に感謝を忘れずに~」「~に気づけました」なども静的ワ―ドっぽく、アピールしても点数取れない感じの部分になります。

この辺りについては、無意識で使ってるNGワード(初級)にも書いてあります。

オマケ メイントピックに寄せるという観点を含んだ記事は

『Pになる決断』だけは書くな! JALインターンES という記事にも書きました。

オマケ 今回結構いい記事書けたと感じます

こういう内容って、面接関連本とか面接関連ブログには
「書いてない」

「書いてあっても理解しづらく書いてある」
のどちらかです。

もし記事をココまで読んで来て、
「これってパイロットへの就職活動とかじゃなくても、メッチャ参考になるやん!」
と感じたら、就職活動してる友達にも教えてあげてね。

※航空関係以外の人の履歴書添削・面接練習とかまでは絶対にできないけど、、、

JAL自社養成の総まとめ的な記事はコチラ

日本航空(JAL)自社養成パイロット就職活動 全部まとめてQ&A

コメント

タイトルとURLをコピーしました