ガクチカ典型タイプ ①『コツコツ努力タイプ』の戦い方!『地味過ぎてツマラナイ』を避ける方法

面接戦略②初級

ガクチカ典型タイプ ①『コツコツ努力タイプ』の戦い方!『地味過ぎてツマラナイ』を避ける方法

まずやってはイケないタイプの決め方は?

自分はなんとなくコツコツタイプと思うから、友達に聞いたら『お前は地道にコツコツやるタイプだよな!』って言われたから、という理由だけで『自分の強み(長所)』をコツコツ努力できることにしよう!とまず大枠を決めてしまって、コツコツ努力できるトピックを探すと後からピッタリこない原因になります。

まず自分ガクチカテーマが部活なのか?バイトなのか?を何に一番熱中して何が一番楽しかったのかから選んで、そのテーマの中のどの出来事・トピックが自分の人間としての成長を一番わかりやすく面接官に伝えられるのかを考えます。
そして、最後にそのトピックを客観的に見て、そのトピックの中にいる人物の『長所』・『後天的に獲得した強み』は何か?を判断してください。

ココから先は『大体こんな感じの人はこのタイプになりやすい』という一般的な傾向を書きますが、それに影響され過ぎない様に注意しながら読む様にしてくださいね。

コツコツ努力できる、粘り強い特性を学生時代により強くしてきた→通称『コツコツタイプ』をどういう感じの人が使うべき?

とっつきが悪いタイプ、不器用なタイプ、面接や人前で話すのが苦手で緊張も結構するタイプ、リーダーとか絶対やりたくない消極的で引っ込み思案なタイプ、優柔不断なタイプ、落ち着いている・おっとりしているタイプ、慎重なタイプ、冗談はあまり言わないタイプ、穏やかなタイプ、失敗したくないタイプ、失敗すると結構引きずるタイプ、休日も家にいる事が結構多いタイプ、、、、
などの実際には日本人の6~7割位はこのタイプと言えるかもしれないけど、文字にするとなんかマイナス面が強く感じてしまう様なタイプの人がこの『コツコツタイプ』予備群となります。

これらの性質が強くなればなるほど『コツコツタイプ』を使った方が良くなる可能性が高くなります。

※結果的に『コツコツタイプ』を使う学生は体感で4割前後だと思う

ただ単に粘り強く時間をかけて打ち込む姿を話している人が多いがそれはダメ

『継続は力なり』というが、ただ時間をかけて仕事を片付ける姿は、アピールどころか逆に、同じ仕事でも終わるまでに時間がかかる『ただ単に能力の低いコト』を証明してしまいます。

どちらかというと『陰』側の学生が、苦手なトークで『とにかく頑張れます』を連呼し、『時間をかければなんとかできます』と言ってるだけでは面接官も本能的に採用したくないと感じてしまうよね。

どういう論法を使って『粘り強い努力』と『結果が出る』を結びつけるか?

成長曲線を意識して話を構成してください。 

※『成長曲線』という単語自体を使う必要はありません。

自分はどちらかというと能力が『平均よりも少し下くらい』だと思って生きてきた。

しかし、能力が低いのではなく、成長曲線が上がって来るまでに時間がかかる『じわじわタイプ』であることがわかってきた。
なので、曲線が上がり始めると、『真っ先に成長曲線が上がって結果が早く出る器用なタイプ』を確実に抜いて行ける事がわかった!的に持って行く。


これが理解できたので、以前よりもコツコツやってる最中の苦しみが減った。
成長曲線がグーンと上がって来る瞬間を楽しみに待つ余裕が今はある!と成長後の状態を説明する。

ガクチカトピックで描くのは、まだこういう事に気づけず、ただ目の前の事柄に熱中してガムシャラに余裕なく頑張っていく中で、自分が気づかないうちに成長曲線が上がり出して成果が出始めて嬉しくなっている状態を描く!

という事で、コツコツタイプは基本的には本当に成長曲線が後からじわじわ上がって来る人、実は成長曲線が後からジワジワ上がって来た経験はない(笑)が、とにかくコツコツやるしか無いと思ってる人、天然キャラ、イジられキャラ、チョット暗い人、普段から話しが得意で無く面接も全く自信がない!などのどちらかというと輝かしい戦歴の無い『小中高劣等生タイプが大学時代前後から反撃に転じる様子』を描きながらアピールする時に使うタイプだと思う。

冷静に都合よく(笑)考えてみると、小中高時代はやることが決められ、やる時間も決められ、テストや大会の期日も決められ、成長曲線が上がって来る前に、器用なタイプと戦ってきたから結果として『負け』が多かったのだ!

だけど、受験勉強や大学時代に打ち込む部活やバイトはそういった制限が時間的にも外れていく事が多くなる。だから『コツコツタイプ』が勝つ確率が増していくのだ!
本当にこれは僕自身強く実感している事だが、高い目標を持ったり、ただ単に空気読めなかったり、以上に好奇心が強かったりで、とにかく人並み外れて『コツコツ』できるタイプが最後に勝つ確率が、社会では物凄く高いのよ!

※コツコツタイプの人は浪人してる人が多いはず!ちなみにネバギバは『一浪』しているが『コツコツタイプ』では無かった!いわば能力が低めの行動力タイプ、一番救いようの無いタイプだ(笑)

コツコツタイプの応用的な使い方

正直な話をしてしまえば、器用で能力の高いタイプが早めに成長曲線を上げて、その後も努力し続けると『不器用タイプ』には勝ち目はない。
でもそういうタイプは『そこまで努力しない人が多い』のも事実だけどね、、

ということで、『能力高めの器用に何でもできちゃうタイプ』が、今まで自分に足りなかったコツコツ努力する性質を大学時代を通して補強できた流れでストーリーを作っていく事も出来るし、それが『最強の人間』を表現することになる。

しかし、その場合はまず『自分が何でもできちゃうタイプである説明』もした上で、『粘り強さも獲得した事』もプラスするわけで、ストーリーが長くなり上手く聞き手に届かない可能性が高まる。

『説明トークの難易度』が高まります。

なので、そういうタイプは面接対策初期には素直に『行動力タイプ』として描いて面接力・トーク力が付いてきた後に行動力に粘り強さをトッピングする戦略が良い。

コツコツタイプのガクチカトピックのサブトピックはどんなものがあり得るか?

※サブトピックとは簡単に言えば、ESや自己PR一分間などには入れないが、その後の深堀り質問や頻出質問の中でメインのトピックを補強するトピックのコトです。

①今までの人生で成長曲線が上がって来るまで待てずに自分の才能能力が無いと止めてしまった。

今思えばあの時諦めずに続けていれば良かったと勿体無く感じている。

②能力が低いと思っていたけど、好きで続けていたり、『どうしても乗り越えなければならない壁』に向かって継続して努力したら、いつのまにか『器用なタイプ』をごぼう抜きしていたエピソード

※これはサブトピックというよりメイントピックの流れだなぁ、

③能力が低いのではなく、『成長曲線が上がるタイミングが平均より遅い事』がわかった後にそれを意識して物事に取り組み予定通りのタイミングで目標に到達したエピソード

④『成長曲線が上がって来るのが遅いコト』は理解したが、『その上がり始めを早くする方法』や『上がり始めた後の伸びを出来るだけ高くする方法』を見出したエピソード

⑤目指す壁が高い場合は、器用でも不器用でも成果が出る前に諦めやすいが、自分は『自分自身の成長特性』を今はもう完全に知っているので、『他人よりも忍耐強く努力を続ける事』に苦を感じにくくなって来た。

頑張らなければイケない時に苦を感じにくいコトはもうメリットでしかない!

そういう意味で自分には大きな獲物を長時間かけて絡め獲るような事柄・仕事に向いている。

→志望理由につながりやすいし、サブトピックとしてもパワフルになりやすい。どんな職種でもこの部分は大きな獲物を時間をかけて絡め獲る的な部分はあるよねー(笑)

⑥昔から何でも『不器用で苦手だと感じる事柄』が周りの人より多かったと感じている。

苦手なことは避けて隠れて生きてきたが、大学時代を通して『チームや組織の為に自分が出来ることは何か?』を考え抜くと、ほぼ100%と言って良い位に、苦手な作業に取り組まざるを得なくなった。

でもチームの総合力アップの為には避けて通れないので、真正面から取り組んだ。

そして苦手な作業に取り組むうちに、『ジワジワ要領を得たモノ』も有れば、以外と『食わず嫌い的なモノ』もあった。

得意な事柄が増えている実感というよりも、苦手なモノでも真正面から取り組んで、ある程度結果を残せるという自信が付いてきた。

『何でも器用にこなせるタイプ』は以外と『苦手な事』で大きく躓く事もあるかもしれないが、大学生活を経て、自分にはソレが少なくなってきたと感じる。
言葉に矛盾があるが『不器用だけど結果的にはソツなくこなせるタイプ』へと変わって来ていると感じる。

(負けず嫌いとの関係で語るバージョン)

『元々負けず嫌いもあって、結構粘着質に頑張れる!』でも良い。

その場合は、今は何でも無条件に『負けず嫌い』ではなく、『〇〇に関しては絶対勝つ、しかし□□に関しては負けて良い』とスパッと捨てられる様になって来た!の様にするのも大人っぽさは出せる。

『元々負けず嫌いじゃなかったので、結果が出ないまま諦めてきた事も昔はあったが、今は自分がじわじわタイプだとハッキリ分かったので、コレと決めた事に対して絶対に負けたくない、絶対に勝つまでやってやるという「負けず嫌い的な傾向」が強くなってきた。と自信がついてきた事をアピールする方法』もある。

とにかく自分の気持ちに一番近いストーリーを探して、それに根拠づけるトピックをくっつけてストーリーを微調整して、より気持ちの入ったそしてチョット成熟もチラッと見せられるガクチカからの自己PRを完成させてください。

ところで『時間だけ消費してるイメージ』をどう払拭するか?

ジャンル外にヒントを探しにいく行動を書こう! 例:サッカーなのに、陸上にヒント

組織外の人にヘルプ、ヒントを貰いに行く行動を書こう! 例:部活から社会人チームにヒント

どうしてもそういうトピックが無い場合には、開き直って「何事も壁を突破するのに、近道は無い。正攻法である程度時間がかかるのはしょうがないと思う。自分は一時的に人より時間をかけてしまうタイプかもしれないが、ゴールまでにかかる時間は結果的に少なくとも思う。一時的に時間がかかる部分は手書きの手帳を常に持ち歩いて時間管理、タスク管理で更なる時間を生み出す事ができるようになってきた」

などと堂々と『時間管理能力向上』に話を逸らして逃げる(笑)

負け続けてきた『器用タイプ』に勝つ方法を掴んだ今だからこそ大人っぽく振舞おう!

小中高時代ひたすらに負け続けてきた『不器用コツコツタイプ』が勝てる様になってきた今の本当の心境は

『小中高は勉強を中心に結果を出すまでに与えられる時間のスパンが短かったので、じわじわタイプの俺は日の目を見なかったが、大学生活辺りから今後の「社会人の世界」は諦めずに粘り強くやった方が勝つ世界になっとるんじゃーがっはっはー 今まで俺を苦しめやがってコノヤロー これからはお前らみたいなタイプを一網打尽にしてやるわ プワーはっはっはー』

なのですが、面接官の前では次の様に言いましょう。

『僕みたいに成長曲線が後から伸びてくるタイプと最初にある程度まで伸びるタイプは一緒に何かを取り組む時に非常に相性が良いと感じる様になりました。 

始めは僕が彼らに助けられますが、後で伸び悩む彼らを僕が助ける事ができます。

また彼らが浅く広く早く問題をある程度まで解決するのに対して、僕らは深くゆっくり集中して取り組んでより根本的な答えを探していきます。

実際に部活やバイトを通して、始めはチョット鼻につくというか気に食わないタイプなのですが、仲良くなるにしたがって、よりお互いを補えて相性が良いのはそういうタイプだとわかりました。』

関連記事:助ける方?助けられる方? 命名『金の斧、銀の斧』問題 
でのトピックにもスライドできる!

更に

面接対策はグループ分けから!すぐ戦える分類はコレだ!航空会社就活

の中のチーム・リーダーシップ問題関連 小グループにも使えるし、

『苦手なタイプは?』という頻出問題にも、この辺りのトピックで答えられる。
最初は行動力タイプが嫌いで苦手→自分を補完する性格の持ち主だと理解する。の流れ!

まとめ

チョット長めの記事で内容もしっかり伝わる様に、所々内容をダブらせながら書きました。

本当に後から成長曲線が爆上がりする『じわじわタイプ』も、『単に能力が低めのタイプ』も『コツコツタイプ』として面接を戦う勇気というか戦略が見えてきたのではないでしょうか?

次の記事として 

②行動力タイプ

③質向上タイプ

を書きますので、それらを一通り読んだ後で自分のトピックに一番ピッタリ来るタイプを選んで面接での戦いに備えてくださいね。

オマケ①:ここまで書いても面接練習で上手く答えられない学生がいる事は深く深ーく実感しているので、デモンストレーションしまーす。

学生時代に出した「成果」を教えてください(結果≠成果≒学んだ事)

という面接での頻出問題に答えますね。

失敗例

『私はコツコツ努力したので、最後の大会で優勝できました。嬉しかったです。』

の流れにしている人が8割です。浅い!浅すぎる!小学生でも言えるわ!これ位!(笑)

ネバギバ案

『私はコツコツ努力する中で、自分は成長曲線が後からジワジワ来るタイプだと気づきました。
昔は不器用でとっつきの悪い自分が嫌に感じたこともありました、しかし深くゆっくり集中して取り組めるのが自分の長所だと今は理解できる様になり、そういう部分では自分を認められる様になりました。

自分への理解が進んだコトから、自分には大きな獲物を長時間かけて絡め獲るような事柄・仕事に向いているのではないか?と考える様になりました。

学生時代を通して世の中に誇れる様な『目に見える成果』は何一つありませんが、自分がこれまで気づけなかった長所・武器をハッキリと認識して、それを使って社会にどの様に出ていくかというイメージが少しでも持てたコトが大学時代に〇〇を仲間とともに頑張ってきた私の『成果』だと思います。

上に書いた『まとめトーク』には具体的なトピックはもはや必要ないので、僕が書いたデモンストレーション文章がほぼそのまま使えると思いますが、そこまでにどこかで具体的なトピックを語っておく必要がありますから、そこは各自よろしく!

オマケ②:コツコツをツマラナク書いてる学生さんは、絶対にこっちもツマラナイ(笑)

「自分を動物に例えると?」にはユーモアで加点しろ! おもしろ例文イッパイ

ネバギバ敏郎としての【実績】も一度記事化してみました

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