はじめに
『あなたは普段の生活で助ける方ですか?それとも助けられる方ですか?』
と聞かれたら、どう答えるのが良いのでしょうか?
こういう問題の厄介な所は『わかりません』『ちょっと思いつきません』で逃げられない所です。
20年前後生きて来た人間は、どちらかの答えを選ぶなどして何らかの答えを返さないと変です。
さっそく解法
面接では答えに詰まっても5秒以上の沈黙はアウトです。
5秒以内に『わかりません』『ちょっと思いつきません』を最高の苦笑いと共に相手に伝えましょう。
でもって、この問題はそういった『逃げ』は使えません。
ネバギバはこういう問題を『金の斧、銀の斧問題』と呼んでいます。
とりあえず答えが見つからずに困ったら『銀の斧』を選んでください。
しかも『魔法の一言)を添えて。
『どちらかと言うと、助けられる方かもしれません。』
こんな感じで選択に困ったら『どちらかと言うと』を使うと、なぜか『深み』がでます。
この人色んな事を考えて喋ってるかも、、、みたいな雰囲気がでます。
そして面接に際して『アピールしなければ、アピールしなければ、、、、』と思い込んでいる学生さんは、すぐに『助ける方です』に飛びつきガチですが、ハッキリした答えの筋道も頭に思い浮かんでいないのであれば、とりあえずなんとなくイメージの悪い方を選んでください。
これが『金の斧、銀の斧問題』の一般的な解法です。
ここまででとにかく『わかりません』を回避しました。(笑)
その先どうするか?
次に来る深掘り質問は誰でもイメ―ジできますよね?
そうです。『なぜ、助けられる方だと考えますか?』『どんな時に助けられましたか?』です。
場合分け① その先の答えが全く浮かばない場合
『すみません、具体例が全く思い浮かびません、申し訳ありません。ただどちらかと言われるとやはり助けられることが多いように思います』
で見事に逃げられました。
おめでとうございます。
場合分け② 何か『助けられた具体例』が浮かんだ場合
チーム・リーダシップ問題辺りのトピックの中に助けたり、助けられたりする内容が絶対に含まれているはずです。
尊敬する人の言葉によって気づきを与えられた→救われた→助けられた等でも答えられそうです。
この辺りは個別の問題の答え方の話になってしまうので割愛します。
一度両方で回答を作ってみると、銀の斧の方が答えやすいことが分かる
上の問題であれば
『どちらかと言うと、助けられる方かもしれません。』
と
『どちらかと言うと、助ける方かもしれません。』
の両方で回答を作ってみてください。
例えば『〇〇〇の時に◇◇◇な感じに助けられたりしました。この様にチームで目標に向かっているからこそ、気づけた、気づかせてもらえた、それが自分の成長に繋がったわけで、、、、、』
または
『〇〇〇の時に◇◇◇という言葉に助けられたりしました。今はこういった目標とする偉大な人の言葉に助けられることばかりですが、いつか誰かを助ける言葉を伝えられる人間になりたいと思っています』
などの様に、一回『助けられます』側に凹むコトでその後の話の持って行き方が楽になることが多いです。
少し凹んだ所から答え始めることで、端的にちょっとした成長勾配を提示しやすいのです。
面接全体通して、伝えたいのは今いる場所(助ける側という強い立場)ではなく、成長勾配なんです。
もし『助ける側』を選んでも、なぜそこまで成長したのかのトピックを答えなければ『勾配』はでないんです。
なので、答えづらかったり、答えが一回成長前の説明に行ってから、その後の成長を示すトピックも付け加えるので長くなってしまうのです。
それから、『金の斧』を選ぶと、パッと見の『謙虚さ』が出にくいですよね。
その他の『金の斧、銀の斧問題』って何がある?
『あなたは人に対して好き嫌いがハッキリしていますか?』
これもどちらかと言うと『好き嫌いがハッキリしている』は良くないイメージですが、
『どちらかと言うと、好き嫌いがハッキリしている方かもしれません』と答え始めれば、後は好きなタイプは適当に言って、嫌いなタイプは『苦手なタイプは?』の答えをスライドするだけで一丁アガリです。よね?
その他幾つでも作れます
『あなたは頑固な方ですか?頑固じゃないですか?』
→頑固と答えて
→物事に没頭して集中するタイプとかにズラして、改善トピックをくっ付けて一丁アガリです。
その他も無限に作れます。
この問題も中級レベルを超えて来たと感じたら、一度練習してみてください。
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