【正直に答えない技術】 航空会社就職活動 面接対策
まずは失敗例①から
「有名人やスポーツ選手で目標とする人はいますか?」
※2020JALインターン過去問です。
実際にこの面接を受けていた学生Bさんは「初中級」でした。
自分の「目標とする人」は自己PRトピックの中で設定して、話す準備も万全でした。
しかし、有名人やスポーツ選手では目標とする人を決めていませんでした。
とっさに中学時代に習っていた空手選手の話をして、その後のチョイ深掘り問題にシドロモドロ状態。
普通のテストであれば、「有名人」or 「スポーツ選手」で「目標とする人」という条件を全て満たしていなければゼロ点です。
しかし、面接ではシドロモドロ状態は減点でしょうし、準備していない空手選手の話で加点する事は無理でしょう。
模範解答① 20秒考えれば、ほとんどの人がどう答えるべきか理解できる。
学生Bさんも失敗報告と共に下記のような改善点を書いてレポートしてくれました。
もし有名人やスポーツ選手でトピックを準備していなくても、『有名人やスポーツ選手ではないのですが、○○さんの○○○〇な所を尊敬していますし、その辺りが今の私の目標です』などと答えれば良かったです。
無理やり有名人やスポーツ選手の話をアドリブで始めると今回の様に死亡する原因となることが良くわかったので今後は気をつけます。
失敗例②
「最近嬉しかった事は?」
※2020JALインターン過去問です。
実際にこの面接を受けていた学生Cさんも「初中級」でした。
自分の「嬉しかったこと」はBさん同様に、自己PRトピックの中で設定して、話す準備も万全でした。
しかし、再び学生Cさんも素直な性格で、「最近」という条件に合致する「嬉しかった事」を探そうとして沈黙し、ネバギバ5秒ルールで「ちょっと思いつきません テへペロっ」になってしまいました。
結果的に他の質問にほぼ準備した通りに答えれたから良かったものの、やはり「わかりません」「思いつきません」が連続するとさすがに減点対象です。
模範解答② 20秒考えれば、ほとんどの人がどう答えるべきか理解できる。
「最近ではないのですが、、、私が一番頑張ってる部活で嬉しかった事として、、、、、」
です。
「無限の質問」に「有限の準備した回答」で答えよう
「有名人やスポーツ選手で目標とする人はいますか?」
「歴史上の人物で目標とする人はいますか?」
「今までの担任の先生で目標とする人はいますか?」
「外国の偉人で目標とする人はいますか?」
「最近嬉しかった事は?」
「バイトしていて嬉しかった事は?」
「小学校の時一番嬉しかった事は?」
「部活で嬉しかった事は?」
こんな感じで無限に質問は作れます。
どの問題も学生の「素」を見る為に、一見みた事ない、聞いたことない質問を準備してきます。
全部の質問に、全ての条件を満たす回答を一個づつ準備していては、キリがありません。
もちろん、頻出度合に応じて例えば「目標とする人」であれば、二人位ジャンルや性格の違う人をメインとサブで準備した方がいいです。
特に自分の「短所」などは、2~3個準備した方が良いです。
まとめ
20秒あれば、しっかりと答えられるのに実際の面接で5秒以内に思いつかずドギマギする人は本当に多いです。
本番の緊張も関係するでしょう。
でも、事前に練習すれば、強く意識すれば必ず2~3秒で対応できる様になります。
「有名人で」「スポーツ選手で」「最近」等の質問の中心でない要素を大胆にカットするだけです。
面接初級レベルはノート作ってひたすら答えたり、手数かかって結構大変。
だけど中級レベルは意識でガラッと変わる、スッと伸びるので楽しいよ
だから結局「面接中級レベル」でする事は?
①質問に対するピッタリする答えが見つからない時は
ネバギバ式面接 答えがズレた時はこう逆転せよ!(中級)
②質問の条件が多すぎて、答えが見つからない時は
今回の記事です。
③上の2つの技でほとんどの質問に対応できる様になったら、
「キャラ相反」は説得力ゼロ! 自己分析はどう活かす? 就活戦略
などを読んで「自己PR」での「成長勾配」や「キャラ設定」が適切か、それが面接での答え方のニュアンスにまで表現できているかをもう一度初めからチェックし直す。
ほぼこの3つです。3つだけです。
※ちなみに上級でやることは「禅問答問題」や「会社の志望理由」などを深く追求する、また時間をかけようと思えば幾らでもかけられるゾーンになります。
とりあえず中級をしっかり固めて他の学生との差をキッチリ付けてから上級に挑戦してください。
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