【長所・短所】【 良い面・悪い面】を両方言って下さい 『ポジネガ問題』解法 自社養成パイロット面接対策
はじめに
面接で聞かれる質問の中には、『あなたの性格でパイロットに向いている面と向いていない面を説明してください』の様な物事の両面を答えさせる問題があります。
回答の構造はこうなるはず
まず①『良い面は〇〇です』
→②『〇〇なので◇◇な場面でも、最終的には課題を乗り越えられると思います』
→③『悪い面は△△です』
→④『△△なので☆☆な場面で、苦労することがあるかもしれません。』
→⑤『しかし、♡♡する事でその辺りは補っていくつもりです。』
一個省くとスッキリする
構造的には①『良い面を一言』→②『良い面を説明』→③『悪い面を一言』→④『悪い面を説明』→⑤『悪い面の改善点を説明』
『両方答えろ!』と言われているので、どうしても答えが長くなってしまいがちです。
そこで質問ですが、①~⑤の中で一つ省くとしたらどれを省きますか?
答えは②です。
実際に自分の回答から②の部分を抜いてみてください。
それほど違和感なく省けるはずです。
しかも、回答全体の長さが結構短くなり、スッキリ感がでます。
ほぼ『マイナス面ホジクリ問題』と同じ構造になってる
更に①③④⑤と並べてみると、③④⑤の部分って『マイナス面ホジクリ問題』の構造なんです。
ですから『ポジネガ問題』が来たら、①②③④⑤から②を抜こうと考えるか、『マイナス面ホジクリ問題』の変化形と捉えて、それの前に①を軽く付け加えるイメージで答えるとすんなり答えられると思います。
『ポジネガ問題』って他にどんなのがある?
中小企業の良い面悪い面は何ですか?
☆女性がパイロットに向いている部分と向いてない部分は?
学生がバイトをする事のメリット・デメリットは?
被災地でのボランティアが被災者に与える良い影響・悪い影響?
☆両親が思うあなたの長所と短所はどこだと思いますか?
※特に☆が付いている問題は、自分の性格・特性に絡めて聞かれているのでシッカリと答える必要がありますよね。
その他は良い面・悪い面を見つけて説明するだけなので、両面並列的な説明的になってもとりあえずOK
『ポジネガ問題』の例外はあるか?
例えば、『チームスポーツの良い面・悪い面』と質問された場合には、①③④⑤の構造で答える事(個人スポーツと比べて部分的に当事者意識が低くなる場合もある等を悪い面とする)もできますが、自分の面接全体のストーリー的に『チームスポーツって最高!』みたいな流れになってる場合は、①②を準備したトピックで熱く語ってから『悪い面は特にないと思います』と言い切ってしまうのもアリですね。
とにかく①②③④⑤全てを答えて長いセリフになって論点がボヤける事は避けましょう。
万が一面接官が『チームスポーツの悪い面は本当にないですか?』と深掘りしてくれば、その時考えて、答えれば良いと思いますし、その時に具体例が思いつかなければ『思いつきません』で良いと思います。
もし『あなたの長所と短所を教えてください』と絶対に長台詞になるような質問されたら?
長所だけでも、トピック付きで自分の一番濃い部分をシッカリ説明したいですよね。
更に短所トピックは『マイナス面ホジクリ問題』ですから、③④⑤の構造で改善トピックまで添えてシッカリ説明しないといけないですよね。
まさか上記例外の様に長所だけ答えて『短所は無いです!』とはいきませんよね。
さぁどうする? 方法は二つある。
全部喋る方法
長所をいつも通りトピック付けて話した後に
『ここまでが長所です。少し回答が長くなっていますが、ここから短所について答えます』
の感じでズレを修正して短所まで長台詞で喋り切る方法
『ポジネガ問題』と捉えて①③④⑤の構造にしてスッキリ答えるのもアリ
面接で一番話したい『長所のトピック』が喋れないのですが、別の記事にも書いた様に『長所に寄せる意識』を以って面接ノートを作っていれば、面接中の他の質問で長所をトピック付きで説明できる可能性は高いのです。
ですから②をカットする方法もアリだと思います。
まとめ
前回『金の斧・銀の斧問題』についての記事を書きました。
『A?又はB?』にはマイナス面の濃い方を選んで答える方が流れが出やすくスッキリしました。
今回は『AとB両方言って』的な内容でしたが、これもAの比重を軽くして、マイナス面の濃いBに重点を置いて答えるとスッキリしました。
やっぱり人生の中の上手く行かないこと、障害をどう克服するか?どう折り合いを付けるか?を答えることで自分の成長や考え方の成熟をより示せるという事なんですよね。
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