『子供の頃の性格・親から見た性格?』の答え方! 整合性を考慮した回答例と注意点
は自社養成でも頻出問題ですが、面接官によっては
『部活の後輩から、どんな人って言われる?』
『先輩から、、、、?』
『友達から、、、、、?』
『両親から、、、、、?』
などと、周りの人を特定して質問される場合も結構あります。
『全部同じ答えでイイじゃん!』と思うかも知れませんが、一つだけ全く違う種類の問題が混ざっています。
分かりますか?
正解は?
『両親』です。
その他があなたの【現在】の状態を知る為に聞いているのに対して、『両親から見てどんな人?』は、あなたの【過去】の状態を聞いています。
『大学は実家から通っている』とか『実家の家業を手伝っている事がガクチカです』などの特殊なケースを除いて、一般的な大学生は自立すれば自立するほど親との接点が少なくなるハズです。
ですから、『両親から見てどんな人?』という質問に対して【現在】の自分の状況を語る場合には、『シッカリと自立していますが、、、』的なエクスキューズを少し入れ込む必要が出たりします。
合格点の答えを返す為の言葉数が多くなってしまいます。
ネバギバのおススメ回答は?
上記の様に【現在】の自分で回答することも可能ですが、基本的には【過去】の自分の状態を説明する問題と捉えて回答することを勧めます。
つまり『(小学生の頃の親から見た)あなたの性格は?』といった質問だと考えて答える方が自然です。
【過去】である『小学生の頃の性格』について語るメリット・デメリット?
デメリット
面接は基本的に【最近】の自分の【伸び】を提示するゲームです。
【過去】について語るのはご法度と言っても良いくらいです。
しかも『小学生の頃のあなたの性格は?』については、扱う対象が【性格】という先天的なモノなので伸びについて語りにくいだけでなく、小学生という意識して改善をしようとは決してしない時期の話なので、【伸び・成長・改善】について語るとメチャクチャに嘘っぽくなります。
『私は子供の頃、飽きっぽい性格だったので、それを改善する為に、、、、、、』
『私は子供の頃、負けず嫌いな性格だったので、それを改善する為に、、、、』
どうやっても嘘っぽいです。改善的なトピックを続けることは不可能です。
メリット
質問にシッカリと答えられている
まずメリットとまでは行きませんが、既に述べた様に『親から見た性格は?』という質問が実質的に【過去】について語りなさい!という内容の質問だから、素直に空気を読んで答えると当然【過去】について語ることになります。
【過去】について語ることが一番違和感の無い【流れに沿った答え】になります。
答えるのが簡単
次に、この問題特有のメリットは『答えるのが超簡単』なことです。
例えば
【負けず嫌い】※長所でもあり、短所でもある
【手がかからない】※長所的
【色々やりたがるけど、スグに飽きて続かない】※長所でもあり、短所でもある。
などの小学生くらいの子供が持つであろう特質を一つ挙げれば良いですし、それを説明するトピックをくっ付けるだけで完了です。
上述したように改善トピックは不要です。
長所的な特質でも、短所的な特質でも何でもイイです。
よくある質問:現在の自分の性格との整合性が取れている必要がある?
どちらでもイイです。
題名には【整合性を考慮した】と書きましたが、、、(笑)
整合性が取れている流れとしては、
【負けず嫌い】な性格は今も昔も全然変わっていない。
『サッカーや塾など、親に促される前に自分でやりたいことを見つけて、親にやらせてくれ!と頼んでいく様な子供で、尻を叩かなくても良いという意味で手のかからない子供だったと思います。』⇒『今もどちらかというと自立したタイプなのかもしれません』
整合性が取れていない(けど有り得る)流れとしては、
小さい頃はとくかくワンパクで、出しゃばり、目立ちたがり屋でクラスの人気者でした。
しかし、(9歳前後)物心が付く頃からなぜか急にキャラが落ち着きまして、その後落ち着いたキャラのまま今に至っています。
整合性の有無に関わらず、9歳ごろの大きな節目を挟んでいるので、実際には全然【負けず嫌い】じゃなかった人も【負けず嫌い】を面接で使っても、全く違和感なくなじんでしまいます。
とくかく事前に簡単に作戦を立てるだけで、完全に対処できてしまう簡単な質問なのです。
答える時の注意点
『昔は負けず嫌いでした。具体的には〇〇な時に○○〇なことをしていました』
までで、答えを切ってください。
現在の性格への一貫性を強調しようとして、
『子供の頃の負けず嫌いな性格は、今も変わらず何にでも粘り強く頑張れる性格として残っていると思います。』
と、最後まで言ってしまうと臭いです。
そして、一度答えを切った後に面接官から
『その負けず嫌いな性格が、今の〇〇さんの粘り強い性格に繋がっているのですね?』と言われた時には、
『はい、そうです』
でも良いですし、言われて初めて気づいた様な顔をして
『そう言われれば、繋がっている様な気がします』などと言って、
『面接官さん、この短時間で僕の性格の一貫性に気づいて指摘するなんて凄いねぇ~さすがプロ!参りました。そんな人の前では自分を良く見せる為に飾ることなんて無意味だと感じちゃいます!』みたいな素直で透き通った尊敬の眼差しで面接官を見つめてもイイかもしれません(笑)
面接官側から見て、過去の性格を語らせることに何の意味があるのか?
面接官によっては『整合性が取れているかを見る』と言うのかも知れませんが、この記事の内容に沿って答えれば全く差が付かないというか差別化できない質問です。
まぁでも、みんな自分の性格については色々誇張したがったり、隠したがったりしてる人も結構いるだろうから、その辺の本当の姿を出させる為のジャブ的に使ってるのかもね、、、
こちら側から見て、過去の性格を語ることに何の意味があるのか?
例えば、同程度に立派な20歳の学生さんが二人いたとします。
全く同程度に素晴らしいのですが、片方の学生さんは赤ん坊の頃から知っています。
比べる方からすると、どちらも素晴らしいけど『大きくなったなぁ~』みたいな私情が入って、赤ん坊から知ってる方の学生の方が立派に見えたりするかもしれません。
その程度の効果はあるかも知れません。
【負けず嫌い】と付随するトピックを手短に語って、その後の面接のどこかで【現在の性格】を質問されるのを待ちましょう。
最後に
改めて説明されると、簡単な問題であることが明らかですが、イキナリ質問を目の前にすると多少モヤっとしますよね、、、こんな感じの薄い答えでいいのか?って。
JAL自社養成では『小学校の頃から今日までの自分を5分で説明してください!』っていう質問をたまに聞かれています。ちょっと絡むよね?
ちなみに僕が面接官なら、『子供の頃の性格・親から見た性格?』は聞かないと思います。
最近【何した?】【何考えた?】【どこが伸びた?】【将来どうしたい?】を聞きまくります。
時間の無駄です。
この問題はコレでおしまい。重要問題に時間をタップリ使おう!
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