パイロット免許の関連資格7選 1ミリでも内定率を高める方法

航大 自費 私大航空学科

パイロット免許の関連資格7選 1ミリでも内定率を高める方法

はじめに

エアラインパイロットの世界はへの入り口には

『事業用操縦士免許』

『双発免許』

『計器飛行証明』

この3つがどうしても必要で、これさえあれば9割以上の確率でエアライン就職を勝ち取る事ができる正に『三種の神器』とも言える最重要免許と言えます。

※『身体検査証明』や『航空無線通信士』なども当然必要ですが小さいので省略します。

航空通(航空無線通信士)がたった二日間の勉強(無料)で合格できる方法!

エアラインご用達!航空身体検査医リスト なぜプロパイロットの行きつけに行かない?

そしてその免許を手に入れる為の方法が『自社養成』『航大・私大』『自費訓練』の大きく分けて3つしかありません。

上記『三種の神器』を手に入れる為の訓練中はただひたすらに試験合格に向けて白目剥いて頑張るのみなんです。

しかし、例えば航大であれば入学前、最近であればコロナの影響で帯広課程前に待機期間、卒業時に就職がなければその後続く就活期間に何をすれば良いのか???何かできるだけエアラインへの内定率を高める為の資格はないのか??と言った質問をよく受けます。

また自社養成などで入社後の長い地上研修期間の間に近い将来始まるであろうアメリカでの初期訓練の突破率を少しでも高める為に何をすべきか??という問題も同様にあります。

更にはエアラインで飛び始めた後も、下記の資格への勉強と通してエアラインパイロットとしての能力向上やモチベアップに繋げられそうなものをまとめてみました。

※客室乗務員を目指す学生さん等にも参考になるかもね、、

  1. 英語関係 (TOEIC/英検など)【☆☆☆☆☆】
    1. FAAの教材なども英語力UPの方法の一つです。
  2. 気象・天気関係
    1. 気象予報士 
    2. 天気検定 
  3. 接客関係
    1. サービス接遇検定/接客サービスマナー検定/ホテルビジネス実務検定試験/ホテル実務技能認定試験/介護・認知症関係資格
  4. 旅行業界
    1. インターネット旅行情報士検定/旅行地理検定/世界遺産検定/エリア・スペシャリスト(AS)/日本の宿 おもてなし検定/トラベルコーディネーター(TC)
    2. 観光英語検定/全国通訳案内士
    3. 国内旅行業務取扱管理者/総合旅行業務取扱管理者/旅程管理主任者(添乗員)
  5. 運輸関係
    1. 危険物取扱者
    2. 航空危険物輸送安全講習会 (一般財団法人 空港振興・環境整備支援機構)
    3. 運行管理者(旅客)
    4. 大型自動車免許や船舶免許
  6. 健康・救急・安全関係
    1. 救命講習
    2. 日本健康マスター検定野菜スペシャリスト
    3. JALさんの安全啓発センターに行く
  7. IT関連
    1. マイクロソフトオフィススペシャリスト
    2. 基本情報技術者試験
  8. まとめ:エントリーシートに弱い資格を書くべきか? どう武器として使うのか?
  9. どうやって勉強するか?
  10. この記事を書いたのは、既卒ライセンサーへのアドバイス的記事がきっかけでした
  11. 航大入学前に時間つぶし的に何をするかを書いた記事も、参考にできる内容がありますよ~

英語関係 (TOEIC/英検など)【☆☆☆☆☆】

採用試験は勿論、外資系への転職などでも必須となります。

現在ほとんどの国内エアラインでは航空英語能力証明実地試験がデビューから引退の日まで必要とされています。

国土交通省HPの『国家試験のご案内』→『航空』に実施予定日などがありますが、ライセンサーしか受験できません。(電話確認済み)

とにかくパイロットを目指した瞬間から制服を脱ぐまで『英語』からは逃れられません(笑)

FAAの教材なども英語力UPの方法の一つです。

FAA無料教材で【航空&英語】を同時に勉強しよう!一部和訳本あり!

気象・天気関係

気象予報士 

(気象庁HP)

合格率が5~6%と超難関です。 就活時にエントリーシートに書ける確率も5%です。
ご利用は計画的に! 全てではないけどパイロットの仕事に活かせる部分は多いと思います。

天気検定 

(天気検定協会HP、過去問あり)

例えば航大入学前とか座学中くらいまではこんなの使ってもイイかもね、軽めに

接客関係

サービス接遇検定/接客サービスマナー検定/ホテルビジネス実務検定試験/ホテル実務技能認定試験/介護・認知症関係資格

自社養成面接でバイトガクチカで行く人がこの辺持ってると説得力増すかも、、、
既卒ライセンサーもパイロット訓練生活から離れて、航空会社を接客の観点から見直している大人っぽい視点を提示できるかもね、、、

旅行業界

インターネット旅行情報士検定/旅行地理検定/世界遺産検定/エリア・スペシャリスト(AS)/日本の宿 おもてなし検定/トラベルコーディネーター(TC)

航空会社は『旅行業界』の一員ですから、当然こういった資格は関係してきます。

僕はプロペラ機時代にはジェット機よりも低い巡航高度を飛ぶので、天気の良い日にお客さんに地上を案内できる様に地理検定を利用して勉強しました。

観光英語検定/全国通訳案内士

英語が得意な人はTOEICなどだけでなく、この辺も受けておくと面接などで少し有利にできそうですよね。

英語以外でも受けられます。

国内旅行業務取扱管理者/総合旅行業務取扱管理者/旅程管理主任者(添乗員)

気象予報士と同じ様にちょっとハード系資格もありますが、気象予報士ほどパイロット職と絡まないので趣味のゾーンですね。

運輸関係

危険物取扱者

旅客機は翼の中に大量の燃料をタップンタップン入れて飛んでいます。
空飛ぶガソリンスタンド状態です(笑) 危険極まりないです。

更に貨物として様々な危険物も運んでいます。 

危険物全般に対する知識が無駄になる事はありません。

航空危険物輸送安全講習会 (一般財団法人 空港振興・環境整備支援機構)

年2回程度 大阪1回、東京1回 (時期は2,3月? コロナの影響でお休み中)

※空港振興・環境整備支援機構は航大生に無利子奨学金を出してくれてる機関です。

航空大学校生の奨学金事情 頼れる機関まとめ 金銭面の目途なく頑張れるのか?

運行管理者(旅客)

航空会社にも運行管理者(ディスパッチ)が必要ですが、自動車会社にも同様に運行管理者資格があります。

こちらは基礎講習を受講する事で受験資格が得られます。

内容は地上と空の違いはありますが、その他は結構似てるので雰囲気を掴みやすいです。

大型自動車免許や船舶免許

パイロットで乗り物が好きな人ってやっぱり多いです。

他の乗り物を扱う事でパイロットとの類似点から学べる部分は多いと思います。

※ご自宅が関西で、単身赴任で横浜のヨットハーバーから羽田の会社に通勤してた人いました。ぶっ飛んでる(笑)

船舶は気象が絡んでるので遊ぶレベルでもいい経験になります。

ただ大型免許は30万位費用が、、、、合宿免許プラス

健康・救急・安全関係

救命講習

消防署や赤十字などが開催してくれています。基本的に客室での乗客のケアは客室乗務員の仕事ですが、知ってて損はない!

外部関連記事はコチラ

赤十字の講習には日本にいる間数年に一回はマジで行ってました。
会社ではこういう機会を作ってくれなかったので、、以外と真面目っしょ

日本健康マスター検定野菜スペシャリスト

健康管理・自己管理を極める事もこの仕事では大切です。

こういった健康関係の資格は沢山あります、使える資格があるかチェックしてみてください。

JALさんの安全啓発センターに行く

コレは資格じゃないけど研修的だよね。

IT関連

マイクロソフトオフィススペシャリスト

基本情報技術者試験

『接客』同様で、パイロットである前に社会人としての基礎的な素養を身に付けようとする姿勢は伝えられますよね。

パソコン系・機械系が苦手じゃない事も大事です。

僕も航大卒後にMOUSはワードとエクセルと基本情報技術者も取りました。まぁこの辺は別に何でもイイと思います。

まとめ:エントリーシートに弱い資格を書くべきか? どう武器として使うのか?

この記事で挙げた資格は『三種の神器』に比べて圧倒的に弱いものがほとんどです。

一般就活的に見ても弱いです。

ですからエントリーシートに書く事は基本的におススメしません。

自社養成挑戦時のESに『航空通』を書かないのとほぼ同じ理由です。
日本航空(JAL)自社養成パイロット就職活動 全部まとめてQ&A

『面接での合格率を上げる為にどう使うか?』ですが、アイスブレイクで『最近何してる?』的なゾーンの質問が来ることがあります。そういった時に軽く『ツカミ』として使う事をおススメします。

喋るチャンスがなければ、そのままガクチカや志望動機などの重要な部分をシッカリ答えて帰ってくればイイだけです。

もし喋るチャンスがあっても決して威張らないでください。
『本当にこんな資格はあってもしょうがないのですが、、、、ちょっと関連する部分を勉強する時に資格試験っていうのはこじんまりとまとまっていて非常に便利なので今回それを使って勉強してみました、、』的に非常に軽く出してください。

1ミリだけど、合格率が上がるのを感じて頂けたでしょうか?

面接の場での大原則は、できるだけ最近の事を具体的にわかりやすく話す事です。

既卒ライセンサーの場合は卒業してから、面接の場に来るまでの期間に何を考えて、何をしていたかを説明させられる可能性が高いです。

その時に『面接対策しました』『英語頑張りました』などの他の人も喋りそうな答えではなく、
『面接や英語対策は勿論ですが、それ以外には先月は〇〇〇という資格試験を利用しながら、◇◇について勉強していました。在学中は訓練に追われ続け、ゆっくりと関連する知識を増やす時間は作れなかったので、今だに就職できていない事を除いては大変充実した時間を過ごせていると感じています。』

2ミリくらい行ってないかなぁ~(笑) ジャブを打つべきタイミングでジャブを打ててるよね?!

それからESには書かないって言ったけど、例えば『英語』をメインの売りに使う人はESに英語関係の資格を10個くらい羅列するのも『ツカミ』としてありかもね。

どうやって勉強するか?

ほとんどの資格は書店で公式問題集が売ってますので、それを買ってシコシコやるだけです。
その方法が圧倒的に最安ですが、通学などの隙間時間で勉強したい場合など、人によっては最近流行りのオンライン講座(オンライン教材)を使うのも有りだと思います。

この記事に挙げた資格じゃなくても、先にザっと資格試験全体を眺めてみるのも良いと思います。

この記事を書いたのは、既卒ライセンサーへのアドバイス的記事がきっかけでした

卒業後未だに就職できていないパイロット免許保有者が今すべき事!

航大入学前に時間つぶし的に何をするかを書いた記事も、参考にできる内容がありますよ~

関連記事:航空大学校入学前にすべき事は? 待ち時間を無駄にしない為のヒント

コメント

タイトルとURLをコピーしました