絶対に必要な2つの要素 特に『成熟』で他を引き離す
ネバギバが学生さんと自己PRの為のメイントピックを決め、その構成を決めていく時に重要視している所は『成長しながら感じる喜び』と『成熟による視点(目標)の変化』です。
その辺りは ダラダラ文の記事 の『第四工程』『第五工程』に現れていると思います。
前者の『成長しながら感じる喜び』は入っていないと、そもそも自己PRする為のトピックとして成り立ちません。
ですから、どちらが重要か?と言われれば迷わず前者だと答えます。
その意味では キャリアセンターの職員の方が学生さんに既製品的におススメする『部活で汗を流しながら、皆でコミュニケーションを密に取って成長→結果も出て涙する程嬉しい』的なスポコンまがいのトピック選定方法は間違いではなく、良く言えば核心をついています。
問題点は『若さ』や『やる気』を強調する余り『時間の経過に伴う成熟』を入れるという観点を全く持っていないことだと思います。
ということは、反対に『時間の経過に伴う成熟』を自己PRトピックに入れ込んで面接対策をすれば、すぐに他の学生と明らかなに違う『ワンランク上の面接』が出来上がります。
どうやったら成熟度を示せるか? 方法は二つ
『五合目』から『六合目』までの最新の目標を書く
1 今現在を『五合目』とすれば、『四合目』から『五合目』までの成長できたからこそ、新たに目の前に浮かび上がってきた目標を書くことです。
『四合目』から『五合目』までの成長する中でも当然『目標』があったと思います。
その『一個目の目標』は敢えて書かなくても、話の内容から『類推できるようなモノ』だったり、優勝』などの単なる『結果』だったりします。
そこで、どちらかというと皆でワイワイ的な『一個目の目標』とは違い、より自分の内面の成長にフォーカスした『二個目の目標』を対比的に書くことで、『時間の経過に伴う成熟』をさりげなく聞き手に感じさせることができます。
この時、目標が完全に違う次元のモノになっていますから、当然『頑張る理由』も成熟したモノになっています。
例えば、
一つ目の目標が『部活での結果』に限定した目標であったとしたら、
二つ目の目標は『部活』という限定を変えないまま、『高い目標』or『自分だけの目標』でも良いですし、『部活』という限定を外し『日々の生活』や『今後の人生』等より広い事柄を対象にした目標にする方法もあります。
『4合目』での頑張り始めのキッカケの浅さを敢えて書く
2 そこで二つ目の成熟度を際立たせる方法ですが、『一個目の目標』に向かって頑張り始めるキッカケを少し未熟な感じに設定する方法です。
敢えて設定しなくても、世の中のほとんどの頑張り始めるキッカケは浅いです。
安心してください、浅いのが普通です。実際には9割以上の人が人生を通して浅いモノを原動力にして頑張っています。(笑)
例えば、
周りのみんなも頑張っているので、つられて頑張った。
大きなミスをして、挽回するためにも罪悪感から頑張り始めた
中高とレギュラーで主将だった。大学では主将は無理だが、少なくともレギュラーになりたいので、、、レギュラーになれない状態では部活やってる意味がないような気がして、、
モテたいので、、
早くお金貯めて、〇〇買いたいので、、
バイトしてたら、ある日突然客からキレられたので悔しくなって、、、
何となく将来が不安なので、、
親がガミガミうるさいので、、
他に選択肢がないので、、
よくわからんけどガムシャラに頑張った。
小さい時からの憧れだったので、パイロットになる為に頑張っている
第六感で頑張るべきだと思ったので、
という感じで、浅い理由など簡単に見つける事ができると思います。
バナ豚ちゃん 添削履歴全公開!! JALインターンES
という記事のネバギバ添削⑤回目のほぼ完成の作文を読んでみてください。
彼がバーテンの仕事を頑張ろうと思った理由はハッキリとは書いていませんが、『レベルが低くて、お店に迷惑をかけちゃったことの罪悪感とか焦り』ですよね。
崇高な理由ではありませんよね。
更に、目標も『とにかく作業を早くして、数をこなせるようになる』という低レベルな目標です。
『四合目』辺りは、『若さ』『工夫』『頑張り』を伝える部分なので、これでイイんです。
とにかく、『四合目』から『五合目』へ向けて、走り出す時の理由が浅いことを書く事で、『五合目』から『六合目』に向けて、成熟した目標の為に、成熟した理由で頑張り始めた自分を表現することが可能になります。
『未成熟』は『成熟』に勝てない
未成熟な考え方は、未成熟な考え方の持ち主には響くことはあり得るが、成熟した考え方の持ち主には絶対に響かない。
成熟した考え方は、未成熟な考え方の持ち主に強い衝撃を以って届く可能性が高いし、成熟した考え方の持ち主にも届く可能性が高い。
例えば、過去の偉人の名言から私達が『学び』を感じるのは、そこに『成熟』があるからだと思います。
この記事を読んでる学生さんの中にも、サッカーの本田圭佑や野球のイチロー等の『成熟した言葉』に強い衝撃を受けた人もいるかもしれません。
さて、これを就職面接の場に置き換えて考えてみましょう。
面接官や会社側が未成熟な考え方の持ち主であるとか、そもそも学生に『成熟』を求めていない様な平凡的な会社の面接であれば、未成熟な考え方のまま『合格』をもらえる事もあります。
しかし学生にある程度の『成熟』を求めるハイレベルな会社では確実に『不合格』になります。
一方、学生側が面接で『成熟』を示せば、全てのレベルの会社から『合格』が出ます。
まずは面接の『全合格状態』を目指す
過去ネバギバは200人以上の学生さんを見てきましたが、『成熟』まで示す面接戦略で、
ほとんどの学生さんが『全合格状態』になります。
履歴書やESで差を出す事は以外と難しいのですが、『面接』では準備してきた人間とそうでない人間の差が明らかにでます。
ですから『全合格状態』は全く不思議な現象ではなく、当然の結果なんです。
嘘だと思う人は、出来上がっちゃったネバ生に直接聞いてみて欲しいです。
「自社養成以外の一般の会社の面接で不合格になると思う?」
→『わざと落ちない限りほぼ無理』という答えが返ってくるはずです。
本当にネバギバが威張って言ってるわけじゃないんです。
僕は商売で面接屋みたいなことをしていませんので、威張る必要もありません。
そもそも威張る人は本能的に嫌いですし、面接でもできるだけ『威張ず謙遜』しかし『成熟』を見せるアドバイスをしています。
僕が言いたいのは、『ネバギバ凄いでしょ!』ではなく、『成熟を示す戦略を取れ!』です。
※ちなみに2020年JALインターンシップ2コースのES&SPIを通過したネバギバ生11人は全員選考面接を通過しました。ネバギバ凄いでしょ!あっ言ってもーた!(笑)
JALインターン面接 ネバギバ2コース生 面接力 ランキング!!
次は『上位1%の難関試験』を『10%の難関試験』として楽しめ!
航空会社の自社養成パイロットの採用試験は合格率1%以下と言われる超難関です。
この試験を目指して、日本中から『全合格状態』まで自分を高めた学生が集まり、しのぎを削ります。言ってみれば『就活面接界の頂点を決める、年に一度の祭典』な訳です。
キャリアセンターなどで適当な準備しかせずに、『1%かー、厳しいなぁ、受かるかな?受からないかな?』とかボヤいてる人にこう言いたい。
『1%といっても宝クジとは違う、準備しまくって全合格状態になった学生の中で更に上から合格させていくので、準備が足りない学生の合格率は完全無欠にゼロだ!』と
更に
『もし君が「全合格状態」まで自分を持って行ったなら、その時は君の合格率は実質的に10%を超えてくるだろう。
しかしそれでもまだ宝クジ的要素はかなり残る。
でも『年に一度の祭典』、君にとっては『人生で一度キリの祭典』でもあるから、思い切ってやって欲しい!』
と言いたい。
そういう気持ちでネバ生に接し、そういう気持ちでブログを書いています。
『全合格状態』になれない人は?
『ほとんど』の学生さんが『全合格状態』になります。
と書きましたので、当然「ほとんど」に入れずに『全合格状態』になれない学生はどんな学生か?という疑問を持つ人もいると思います。
別にネバギバにとって隠す様な事柄ではありませんので、説明します。
普段の会話でも、言葉が急に詰まったり、物凄く噛む、言い直す回数が多いタイプ
一般的な会話でも、的を得た答えがたまに(4回に1回くらい)できないタイプ
例えば『信号機ってなんのためにあると思う?』という問いに、話ししている間にいつの間にか答えと違う内容を話したり、答えになっていないまとめで結んだりする人です。
的を得た答えは出来ても、会話の中での空気を読むことが苦手なタイプ(真面目過ぎガチガチタイプ含む)
例えば、
面接官がもう少し学生に続けて話して欲しい様な『間』を感じられない
とか
答えられない問題に対して20秒も30秒も何も言葉を発せずに、唸っている。
とか
急にスイッチが入ると2分でも3分でも話し続けてしまう。
等の人です。
ネバギバのいう『成熟』を、色々な言い方・トピックで説明していく中で徐々に、理解し表現できる様になる人がほとんどだが、何度話しても理解できないタイプ
例えば
小中学生が好んで口にする様なキラキラした偽善的とも感じる嘘っぽいスローガンが極度に好きな人
とか
部活を頑張りすぎて、チームプレーの重要性が頭にこびり付いて、それ以外の考えや行動に罪悪感の様なものを感じて、それらの事に対して洞察してPR点として提示する気持ちになれない。チームに貢献する自分以外に自分の良さを見つける観点を見いだせない
こういった症状は、一つ持ってる場合もあれば、複数持ってる場合もあります。
また共通点として、『自虐ネタ』や『謙遜』を理解したり、それをする事も同時に苦手なことがほとんどです。
ネバギバはどんなタイプの人でも、全員受け入れて付き合います。
2020年12月現在はJALのインターンに向けて頑張る学生さんの付き合いをしていますが、これまでも航空業界志望であるかどうかに関わらず、人づてに頼まれた学生さんの就活を手伝って来ました。
合格率1%以下の難関に通る人を今後何人自らの手で見送るかという楽しみもない訳ではありませんが、それはオマケみたいな部分です。
ブログや複数人ZOOMを使う方法で、基本的に『一対一』で面接対策をやってきた古い方法より、多くの人の力に成るということが主な目的です。
さきほど面接がどうしても上手くなれないタイプを説明しましたが、
言葉が詰まってスムーズにでなくても、ちゃんとした内容を答えれば評価があがります。
普通の会話で4回に1回的を得ない答えをする人も、面接の典型問題の準備を進めれば、面接の場で『的を得ない答えをする確率』は必ず減り、評価があがります。
『成熟』が理解できなくても、キャリアセンター的なキラキラなトピックを嬉しそうに、小中学生の様な輝く目で語ってもらえば、その部分の評価は得ることができます。
あんまりキラキラした偽善的なことを言うのが嫌いですが、正直な話として全員伸びるし、伸ばしたいのです。
不器用な部分は個性だと思って笑い飛ばして欲しいと思っています。
実際過去の偉人たちは、不器用な部分に苦しんだり、気にすらしていなかったりと付き合い方は色々ですが、不器用な面を持っていた人も結構いますよね。
とにかく学生さんの頑張りに応じて、僕も頑張って応じたいと思っています。
3回作文してきたら、3回添削したいし、面接練習を沢山したい人には直接でなくても沢山見学する機会を与えたいと思っています。
最後に大事なまとめ
面接で聞かれる質問のグループの一つとして『☆(目標があるから)他人から学べる問題群』があります。
何も考えずにそれぞれ答えるとトピックも内容も散らばります。
その為の対策方法を『尊敬できる人はいますか? 面接頻出問題 JAL過去問』にまとめました。
これによって普通なら散らばる回答を、『成熟した目標』に寄せることができます。
そして、今回の記事で説明したように、『成熟した目標』は既に準備の過程で自己PRトピックと『四合目』から『六合目』の話として強く絡んでいます。
よって、面接の15分程度の時間内に一番話したい自己PRについて話す時間が長くなります。
自己PRへとつながる『集約率』が高まります。
しかも自己PRは具体的なトピックで話す準備をしていますから、リアリティーが説得力へと繋がり、面接官にとって眠くなく印象に残りやすい面接となるわけです。
JAL自社養成の総まとめ的な記事はコチラ
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