航空業界の時事問題としての【5G】電波高度計干渉問題

台湾の航空業界・パイロット事情

航空業界の時事問題としての【5G】電波高度計干渉問題

第5世代移動通信システム「5G」の時代がもう目の前です。

「高速・大容量」「低遅延」を特徴にもつ通信システムによって、世界中で今までなかった楽しいモノ、新しいサービスが一気に増えるでしょう。

私たちは本当にラッキーな時代に生きていると思います。

今回はそういった【5G】の一般的な話ではなく、2022年1月にアメリカで起こっていたチョットしたゴタゴタに関する記事です。

まずはニュースをチェックしてください。 2022年1月19日NHK

アメリカ 空港で5Gのサービス開始を前に 航空便の欠航相次ぐ 

同じニュースのYahoo!ニュース版はコチラ※リンクそのうち切れてたらスミマセン

現場では何が起こっていたか?

ニュースにもある様に、今回のゴタゴタは米国政府機関の【手抜かり】が原因だったので、日本国内の運航には直接影響はありませんでした。

空港周辺の5G電波によって影響を受けると書かれていた【電波高度計】ですが、これは

【計器着陸】【自動着陸】などと言われる霧が濃かったり、雲が低すぎて着陸間際まで航空機から滑走路が視認しづらい、または全く視認できない場合の着陸システムに使われている機器の一つです。

航空機の運航は

『到着空港に天候が悪くても【自動着陸可能な滑走路】があるかどうか?』
『使用機材が【自動着陸可能】な機材かどうか?』

等によって、様々な制約が出てきます。

そういった制約との絡みで、アメリカ便に何便か欠航が出たと思われます。

でも大丈夫!

こういった情報は事前に全世界に周知されます。今回もそうでした。

急に便がキャンセルになった方はアンラッキーでしたが、それも全て安全運航の為です。

ご理解の程よろしくお願いいたします。m(__)m

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