『苦手な人は?』の答え方!面接典型解答は危険だらけ!パクれる解答例全部出し!
はじめに
イキナリだが『苦手な人 面接』でググって欲しい。
沢山の就活サイトが就活生の為に『苦手な人は?』を聞く意義などから綺麗にまとめてくれている。
ズバリ言うと、コレらの記事って面接経験が決して豊富なワケじゃない、でも文章書くのが得意な雇われライターが書いてます(笑)
どうやって書くか?と言うと、面接経験が無いので他の記事を沢山集めて、それらを参考にしながらソレっぽく書いてます。
なぜ書くか?と言うと、人集めの為です。
就活生を集めて、企業との橋渡し役になって収益を得ています。
それはそれで真っ当な商売なので、全く問題ありません。
しかし互いにコピペし合った様な面接関連記事はハッキリ言って、使えなかったりアイデアの幅が狭かったり、内容が均一過ぎて読むと苦笑ってしまう内容です。
今回は普段は『アホ臭いのでチェックしない就活サイトの記事』をちゃんと読んで、ソコにお手本的に書いてある典型解答例を列挙しながら、ブログ読者の皆さんに面接でより使える回答は何かを掴んでもらえる様にしました。
後半へと読み進むに従って、『就活サイトだけ見ている一般就活生』に確実に差を付ける方法も増えていきます。グヘへっ
それではお楽しみに!
原則的な答え方
まずバシッと【結論】
※特に『マイナス面ほじくり問題』は、特に結論ファーストじゃないと形になりません。
面接官『苦手な人っています?どんなタイプの人が苦手ですか?』
就活生『え~協調性が無い人に対しては、少し苦手意識があります』
面接官『あっそうですか? 協調性が無い人ねぇ~ なぜ苦手なのか、何かエピソードとかあったら教えてください!』、、、
と続くワケです。
【結論】を述べる時の注意点
【結論】として何か人の特性を一つ挙げるのですが、この時挙げる特性のマイナス面が
『強過ぎる』
『抽象的でマイナス面が広過ぎる』
等の場合は、上手く回答としてまとまりません。
例えば『悪魔の様に冷酷な人』なんて誰も使いませんよね?
なぜならば、回答の最後に付ける『前向きな関係性改善トピック』が作れないからです。
そこで、ちょっとマイナス面を調節してみますよ。
『悪魔の様に冷酷な人』
→『冷たい人』
→『年下に対しては結構冷たく当たる人』
→『ふとした瞬間にこの人実は冷たい人なんじゃないかと感じさせる人』
こんな感じで限定ワードで絞って行けば、マイナス面を弱めて、具体的な場面設定・人物設定がしやすくなります。
この様にマイナス面を微小な範囲にまでズラして持ってくる事で、イラっとした経験のほとんどを『苦手な人は?』の解答として使う事が可能になります。
※タンスの角に小指をぶつけて死ぬほど痛くてイラっとした場合は対象物が物なので不可(笑)
就活サイトに載っているお決まりパターンの答えでは無く、面接官が始めて聞く『結論キーワードの抜き出し』が無限にできる様になります。
次に具体的なエピソードを説明
『説得力を持たせて!』等と、抽象的なアドバイスだけしている就活サイトもありますが、結局言いたい事は、『実際に答えている就活生が経験したトピックである事』つまり『リアリティー』が伝わればOKってことです。
どうやったらリアリティーのある説得力のあるエピソードになるか?
『場面設定』をしっかりする事が重要です。
いつ?
どこで?(部活?バイト?)
就活生本人とどういった関係性の人が?
どういう言動をしたか?(行動・セリフ)
をできるだけ細かく思い出して書きだしてください。
最後に『前向きな関係性改善トピック』
ここまでで『微小なマイナス面を持ち、時にイラっとさせられて、自分や周りに迷惑をかける人』を具体的に語ってきました。
そんな人を『少なくとも自分や周り(組織)に迷惑がかからない人』にして、関係性を継続する為の『技・コツ・考え方』を喋って回答はフィニッシュとなります。
『改善トピック』を語る時の注意点①
『結局それって苦手な人から距離を取ってるだけじゃん!放置プレイじゃん!』的な感じにならない事!
例えば学生同士で適当にワイワイ喋ってる時であれば、改善トピックは無くてもイイ!
A、『嘘つく奴いるよね~』
B,『いる、いる、あーゆーの最悪だよね』
A,『正直引くし、ひたすら避けるわ、嘘つき系だけは』
正に放置プレイで、距離取ってるだけです。
でもコレが現実です。
みんな苦手だったり、一緒にいてイライラする人とはサッと距離を取ってオシマイですよねぇ~。
だからこそ、『改善トピック』まで語る事を求められる『苦手な人は?』に対しては、ごくごく微小なマイナス面を持った人を挙げなければ『改善トピック』がすぐに嘘っぽくなるのです。
解答を考える時に苦手な人を列挙して、その中で一番苦手度合いが強いタイプを選ぶのではなく、一番『苦手度合いが薄い人』を選ばないと『リアリティーのある改善トピック』を出せずに苦しむ事になります。
※『人の振り見て我が振り直せ!』的な内容も結局放置プレーなのでダメな答えになります。
『改善トピック』を語る時の注意点②
コレは面接での答え方全てに共通する注意点でもあるのですが、
『考え方を変えました!』
『意識する様に心掛けました!』
等の様に他人から見えない『頭の中の変化のみを表す静的ワード』でフィニッシュしない事!が重要です。
関連記事:ESに無意識で使ってるNGワード エントリーシート改善策 面接対策
先ほど、関係性を継続する為の『技・コツ・考え方』を喋って回答はフィニッシュ と書きましたが、考え方の変化について触れるのは良いのですが、その結果ちょっとした行動やセリフとしてどう表現し、どう動いたかを最後に述べてフィニッシュしてください。
就活サイト的『苦手な人は?』の典型解答について解説します
【挨拶をしない人】 ※危険!使わない方がイイ!
まず表題として『〇〇な時に挨拶をしない人』『挨拶をしない傾向がある人』の様に限定して弱める事がしにくいので、このまま使う事になります。
具体的なエピソードは『部活であまり挨拶しない奴がいました』程度のツマラナイ感じになります。
改善トピックは『挨拶しない人でも、中には引っ込み事案というか恥ずかしがり屋的な性格から挨拶できない人もいる事がわかったので私にできる事はとにかくどんな人でも明るく挨拶していく事が大事』の様な薄い感じ、キラキラした感じ、良い子ちゃんアピール的で偽善的で嘘っぽい感じ、自分には全く非がなく相手にひたすら手を差し伸べてあげてる感じでインパクトも弱く全くおススメしません。
ほとんど全ての就活サイトに具体例として載ってますが、これを面接で使うと雰囲気が淀みます。
【悪口を言う人】 エピソード(実際の経験)があれば普通に使える。
表題としては『○○な場面で悪口を言う人』や『〇〇な立場の人に対して悪口を言う人』等の様に限定を付けて使います。
逆に付けずにそのままだと『全ての環境下で悪口をいう人』になってしまいマイナス面が強すぎて使えません。
そもそも、そんな人ほぼいないので嘘っぽくなります。
具体的なエピソードは、表題の限定が上手くできれば作れる人も結構いると思います。
改善トピックは『悪口をいう人は自分を認めて欲しい気持ちから、そういう言葉に繋がっている事がわかった』とか『親和欲求の一つの形かもしれないと感じた』などと捉えて、具体的には『積極的に褒めてあげて承認欲求を満たしてあげると、その時間は人の悪口を聞かされる事がなくなるので、話題をその人に関する話題に持ち込む様にしていた』みたいな内容を述べると使える。
【ネガティブな人】 ※自由度少ないがまぁ使える
表題に限定をつけてマイナス面を弱める事は少し難しいので、このまま使う場合が多くなる。
ネガティブな人を更に細かく分類しないまま改善トピックまで持って行く事はほぼ無理なので、
具体的なエピソードは『どこでもネガティブな事しか言わない人っているもんですが、、、』くらいに軽く抽象的でボンヤリとさせたままサラッと流して、その後の場合分け部分を細かく話す方法しかない。
『8割のネガティブ発言パーソン』→放置プレイで距離を取るしか対処がない。現実はそんなモンでしょ!
『2割のネガティブ発言パーソンは実は心配症だったり、リスクに関して深く考えている慎重派でもある』→なので、そういう人の発言は集団で『あっちに進め!』みたいに盛り上がってる時に耳障りだったりもするけど、彼が挙げる問題点を丁寧に向き合って潰していくと物事が上手く進む事がわかったので、ご意見番的に利用させてもらえば良い事が理解できた! の様な改善トピックで使えます。
【時間にルーズな人】 ※かなり使いにくい
表題を限定ワードを付けて弱めるのは難しいです。
具体的なエピソードも『部活のメンバーの〇〇君はこんな感じでいつも時間にルーズです』で容易に作れます。
改善トピックが少し難しいです。
『大事な場面では僕が彼にリマインドでアシストしてあげました。なので問題なく行きました』
では関係性が良くなってる感じがしないので、イマイチです。
『誰でも時間にルーズな面はあるので、お互い助け合って、、、、』もイマイチです。
『部活にいつも遅刻するA君に対して、彼の大好きなバッティング練習を練習時間の一番はじめにセットしてみたら遅刻が減りました』も根本的に解決してるか微妙でイマイチです。
『いつも10分位遅刻する奴にはみんなで申し合わせて、彼にだけ集合時間を30分早く告げて待たされる人間の気持ちを理解してもらいました。しばらくみんなでそうやってイジッたら、流石に凝りた様で少しはマシになりました』も、トピックに明るさと軽やかさはあるけど、イマイチです。
例えば、体育会系の部活という場面設定で時間にルーズな部員Aがいて、その部員を全員で問い詰める様な事はしたくなかったので、『A,お前が遅刻したら連帯責任としてお前が来るまで練習を開始せずに待って、練習を終わる時間をその分全員で遅らせる事にした。お前もルーズな性格を変えたいと思っているハズだ。だからそれを治す為に俺たち全員で協力するから少しづつでもイイから、そのルーズな所を治して行ってくれ!』みたいな熱い世界があれば、少し使えるかも、、、位です。
それから、この記事の最後の方にある『昔の自分を見ているようでイラっとする作戦』であれば何とか形になるかもしれませんが、その作戦を使うのであれば『時間にルーズ』以外のネタを持ってきた方がイイと思います。
とにかく、自分は全く問題なく、相手が一方的に悪者な設定になってしまって改善トピックが作りにくく非常に取り扱いに苦労します。
【マナーの悪い人】 ※結構取り扱い難しい
『時間にルーズ』同様に一方的悪者扱い感が強いので扱いにくさはあります。
【マナーの悪い人⇔苦手な人】もそれほどシックリこない感じもあります。
しかし、表題を具体的なエピソードの状況設定で弱められば、使える可能性は少し高まります。
具体的なエピソードとして
例えば、
満員電車の中で妊婦さんが立ってる時に、すぐ前の席で20代のサラリーマンがスマホで漫画読んでたりする時は、僕は結構何でも物怖じせずに言えるタイプなので、トントンと肩を叩いて『妊婦さんいますので、もし可能でしたら席を譲って頂けないでしょうか?』ってズケズケ言っちゃいますけどねぇ~などの様に自分の性格・キャラに結び付けて使う事はできますが、 やっぱり【マナーの悪い人⇔苦手な人】 について語っているのか???の疑問が残ります。
それ以外もなかなか扱いが難しいです。
【協調性が無い人】 ※チームワークをより良く機能させるためのキッカケと捉えると使える
『時間にルーズ』『マナーが悪い』などと同様に一方的な悪者にしてしまうと改善トピックが書けません。
チームの中で『頑固な人』『マイペースな人』『自分勝手な人』『当事者意識が薄い人』が発生してしまう現状をチームワークが上手く機能していない状態、メンバーの意見の集約やトコトン話し合う体制ができていない等の問題点もあると捉えて、個人側を責めずにチームの問題として取り組んで改善したストーリーに部分的にすり替える事で一定程度の爽やかさをキープできて使えます。
【嘘をつく人】 ※実際のエピソード(経験)があれば使える
見ての通り、『嘘をつく人』という表題のままではマイナス面が強すぎます。
例えば、
『その場を取り繕う為に、咄嗟に嘘をついてしまう人』
『自分が責められるのを避け、プライドを守る為に嘘をついてしまう人』
等を限定して表題を設定し、具体的なエピソードも経験があれば使えます。
改善トピックも『その人が嘘をつくに至る理由や状況について、自分側にも遠因があり、プラスしてその人との人間的距離を詰める事で、その人の嘘を少なくとも私の周りでは減らす事ができました』くらいの話にはできます。
【感情的な人、感情の起伏が激しい人、気分屋な人】 ※意外と使える!実際の経験なくて使ってもバレにくい(笑)
表題を見ると使いにくそうです。
『○○な時だけ気分屋な人』等の弱め方もできませんよね?
TPOを考えないから気分屋と呼ばれるワケですから、、
学校で、バイトで、部活で、そんな奴いるのか?という感じしますよね!
コレには誰でも使える必殺技があります(笑)
感情の起伏が激しい人に『母親』『姉』『妹』などの女性の家族を使ってしまうのです。
世間に出て気分屋な人は非常に稀ですが、家庭内で気分屋な女性は結構『あるある!』と面接官も比較的容易に納得(嘘っぽくなりにくい)してもらえます。
もし実際に自分の家族が気分屋でなくても、友達数人に取材すれば『気分屋な女性』の具体的でリアリティーのあるエピソードもゲットできます。
改善トピックは『気分の悪い時はひたすら我慢!何を言われても否定せずに精神的な距離をシッカリ取って嵐が行き過ぎるのを待ちます。そして気分のいい時に必要な用事を済ませます』
コレで誰でも使えるネタになります。
例①
『私の姉は気分屋です。彼女の様な気分屋が一番苦手です。一週間ほど前には彼女がお風呂に入りたい時に僕がたまたま入ってただけで、鬼の様に当たって来る日もあります。昔は私も『アホかこいつは!』と思ってしまって、イチイチ喧嘩になったりしていましたが、最近は『ゴメンゴメン』とか『先に聞けば良かったね、気を付けるわ』等ととりあえず彼女を落ち着かせる言葉を使える様になりました。
そして翌日などで彼女が冷静で気分も良い時に『お姉ちゃん、昨日僕風呂入る時ってさぁ、まだお姉ちゃん帰ってきてなかったじゃん、で俺さぁ風呂出たらさぁイキナリ滅茶苦茶なじられたじゃん。あーゆーのやめてくれる?』って感じでキッチリ勝負を付ける様にしています。』
気分屋な人を手玉に取りながら、大人っぽい目線で接している感じが出てますよね?
上記典型?解答案以外にどんな人を形容する言葉が使えるか?
高圧的な人、無責任な人(勝手に責任感強すぎな人)、付き合いの悪い人(付き合い良すぎてイヤイヤ来てるんじゃないかと心配になってしまう人)、束縛する人、自分の考えを押し付ける人、テンション高めな(低めな)人、逃げる人、礼儀正しいけどいつまで経っても距離を取る人(他人行儀)、褒めてくれるけど真実味がない人、上に媚びる人、器用で臨機応変すぎる人(ついていけない)、人の話を聞かない人、報連相(報告・相談・連絡)をしてくれない人、自慢が多い人、、、、、
どれでも使えます。上記の就活サイト的典型解答にこだわる必要は全くありません。
『マイナス面の強度調整』をちゃんとすれば、後はエピソードを見つけられて、改善トピックを作れれば全部OKです。
オマケとして書きますが、例えば
『何考えているかわかりにくい人、というか自分の意見をあまり言わない人が苦手です。』
は結構使いやすいネタです。
高校までは、そういう人の存在について別に気になりませんでした。
私は大学時代にサッカー部に所属して頑張っていたんですけど、ミーティング等で意見があっても言わない人が結構いる事に改めて気づきました。
ミーティングが終わって暫くして、意見を言わないタイプのメンバーがボソッと僕に『こんなのどうかな?』みたいな感じで言ってきた事があって、本当に素晴らしい意見だったので急いで部の方にも挙げたんですけど、よくよく聞いてみるとミーティングの時に言えずにいたらしく『お前、何でミーティングの時にソレ言わねぇーんだ!』って少し問い詰めちゃったんですけど、よく考えるともっとそういうタイプの人もいる事をミーティング時に最初から意識して、みんなが話易い雰囲気作ったり別に司会役じゃなくても話を遮って『他になんか意見ない?』みたいな発言しちゃってもイイのかなぁとも思ったし、自分自身はそういう事があってから三―ティングでは少しダメな意見でも場の雰囲気を良くするというか意見を言いやすい環境を作る為にも以前にも増してドンドン意見する様になりました。
①マイナス面強度の調節②具体的なエピソード③改善トピックが行動を伴っている。
この例の悪い所は『こんなのどうかな?』が具体的でない所です。(咄嗟に思いつかなかった、、)
その辺りのリアリティーレベルを上げられれば十分合格点な解答になります。
他の面接質問に比べて『苦手な人は?』の楽な所
例えば『時間なルーズな人』についての質疑中に『じゃーあなたは嘘つく人は苦手じゃないんですか?』的な面接官からの切り替えしは無いです。
自分が選んだ苦手タイプについての『結論、具体的なエピソード、改善トピックの三点セット』を述べて終わるだけの『発展させにくく、深堀りしにくい問題』です。
ちゃんと準備してきた学生を攻め落とす事が極めて難しいので、質問する側からするとツマラナイ問題なんです。
普通の就活生は何か『マイナス面ほじくり問題』に食わず嫌い的反応をしますが、『苦手な人は?』は初心者でも実に得点しやすい容易な問題です。
最終的にどのネタを選ぶか?
そもそも『苦手な人は?』自分の性格でなく、他人の特性の話なので、はじめの方でも述べた様に微小なマイナス面に調整すれば無限に『苦手な人は?』の解答案を作る事が可能です。
まずイッパイ案を作る。
具体的に自分が経験した場面を具体的に場面設定して、描写してトピックを作る。
作り方は上述しましたが、もう一度やってみます。
『堤防を見に行く人』ではなく、『台風が来ると、なんとなく堤防を見に行きたくなる人』(笑)
『常に周りが見えていない人』ではなく、『余裕がなくなると急に周りが見えなくなる人』
『ルーズな人』ではなく、『貸したものを簡単に忘れて、貸した側に催促するかどうかで気を使わせる人』
友達と一緒に『ちょっとイラっとする人あるある』幾つ出せるかをゲームしてみてください。
楽しみながら使える案がゴロゴロ出てきますよ!
【三点セット】にできるかを試す
そして『ちょっとイラっとする人あるある』ゲームが終わったら、そこに具体的なエピソードと改善トピックを付けられるかどうかを試してください。
【三点セット】にまでなった案の中から選ぶ
更にその『結論+エピソード+改善トピック』の【三点セット】が揃った案の中で一番良さそうなモノや他のガクチカや性格に関する設問との整合性がある、自分のキャラにフィットする案を選んでください。
更に高得点を狙う答え方がある
就活生の皆さんは面接官から『君は若いのに物事を深く考えているねぇ~』とか『君は物事を俯瞰的に捉える事ができる人間だねぇ~』とか言われたいですよね?
実際の面接中にソコまで言葉にして褒められる事は無いと思いますが、褒められる代わりに面接官の手元の鉛筆が動いてます。
『成熟』とか『視点が高い』などとメモしているハズです。
それではさっそく回答例いきますね
面接官『苦手な人っています?どんなタイプの人が苦手ですか?』
就活生『はい、ちょっと苦手なタイプの人なら沢山います。面接対策ノート等を作りながら、苦手なタイプの人を書きだしていて気付いたんですけど、やっぱり人間って自分と遠いというか、反対の特性を持つ人に対してイラっとするというか不快感を抱くと思うんです。
なので私の場合で言えば、性格が少しルーズな所もあるので、あまりキチキチし過ぎた性格の人はやはり苦手ですね。
同じように私は結構他人に対して物怖じせずにストレートに思った事を言うタイプなので、あまり意見を表現してくれないタイプは少し苦手ですね、はい 』
どうですか?まだこの学生は【三点セット】の一個目しか語っていませんが、深堀り質問をしても絶対に残りの『具体的なエピソード』と『改善トピック』も完璧に作ってある雰囲気がビンビンに面接官に伝わりますよね。
僕ならもう深掘り質問せずに、次のもっと難しい質問に変えます。
ここまでで、ほぼ勝負がついています。
事前に面接ノートをガッツリ作って面接に臨む勤勉さ!
そこまで準備するって事はきっと入社への熱意もある。社会人としての心構えもOK
面接ノートを作りながら、深く物事を洞察して高い視点から俯瞰的に自分を見る事ができる。自己分析がシッカリできている。
『勤勉』『熱意』『心構え』『洞察力』『高い視点』『自己分析OK』、、、
面接官はどの『キーワード』を就活生の回答から感じ、そしてメモをしたでしょうか?
就活生の多くが
『私はコツコツ勤勉に努力できます!』
『私は御社への熱意が誰よりもあります!』
『私は就活に向けて自己分析に注力しました!』
などと、子供っぽくも『面接官にメモらせたいキーワード』を自分から言いまくります。
そして、ほとんどのケースで面接官は就活生が言った言葉をそのままメモる事なく敗退します。
学校などのペーパーテストで『苦手な人を書け』という問題であれば、答えは『私の苦手な人は、、、』から始まる回答を書くべきで、多くの就活サイトがその様に解説してくれていますが、面接はあくまでも会話の一形態なので、『苦手な人は?』と聞かれて、『おそらく多くの人間にとって苦手な人とはこういうものだと思う、、、』という感想から始まっても全然問題ないワケです。
一度面接ノートを一通り作った後に、こういった一段階高くて深い答え方についても研究してみてくださいね。
絶対就活サイトに挙がらない、結構使える『苦手な人』の作り方
マイナス面ほじくり問題には『苦手な人は?』と同じくらい頻出の『苦手なコトは?』があります。
関連記事:典型問題『苦手なことは?』の答え方!解答例イッパイ ミスしやすい質問を得点源にする方法
では、自分にフィットする事柄をパクって楽勝!みたいな事を書きました。
更にそのパクった『苦手なコトは?』の回答をスライドして『苦手な人は?』にも当てはめる方法があります。
その前にマイナス面ほじくり問題の最後の改善トピックは『苦手だけど、こうやったら克服!』みたいな流れになりますよね?
『ドリアンが嫌いで食べれないけど、鼻をつまみながらOK』的な改善トピックが来ます。
でもこの場合は結局ドリアンは苦手ゾーンのままですよね?
これから説明する方法は、それを『ドリアンって栄養素を調べたら凄くバランスが良くて究極のフルーツだとわかった。匂いは苦手だけど凄いと思う!』みたいに改善トピックにプラスして、気持ち面で苦手な対象に接近してしまう様な方法です。
ズボラなタイプ案
反対側にいるキチキチし過ぎるタイプは苦手だった。
基本的にはズボラなままだが、部分的にはキチンをした性格を獲得できてきた。
なので、昔は『苦手な人』だったキチキチしたタイプの友達といると、嫉妬というか羨ましいというか凄いなぁ~とか尊敬みたいな気持ちも感じる様になった。
熱中するタイプ案
好きな事に没頭するタイプなので、興味の薄い大学の必修科目などは正直『力』が出ませんでした。
自分の場合は好きな事に少しでも多くの時間を割く為にも、そういった興味の無い事でも後回しにせずにサクサク早めに終わらせる癖がようやくついてきました。
なので、昔は『苦手な人』だった何でもソツなくこなして、人がヒーヒー言ってる時に涼しい顔してるタイプの友達も、最近は『元から苦もなく出来てるとしても凄い事だし、もしかしたら自分より随分早いタイミングで自分が克服してきたのと同じ様に彼も『没頭し過ぎるタイプの短所』を修正していたのかもしれない。どちらにしても奴は凄い!と尊敬の念みたいな気持ちを持つようになりました。
あまり積極的でないタイプ案
私は元来あまり積極的でないタイプなので、常に社交的に人と交われるタイプ、ドンドン積極的にアプローチしてくるタイプは苦手でした。
しかし、英語の勉強と通して社交的で積極的な第二人格的な性格を獲得できてきた今になって、やっぱり基本的には苦手なんだけど、やっぱりアイツは凄いというか尊敬というかそんな今までと違った感覚があります。
全部同じ作り方でOKですよね!
『嫉妬→尊敬メソッド』の解説
典型解答でも触れて来た様に『苦手な人は?』の回答を探す時に、
『自分は全く悪い部分のない普通の人』で『苦手な人は悪い人』みたいな選び方をすると改善トピックを作るのに苦労します。
しかし上記の様に自分の悪い部分・苦手な部分を上手に出来ちゃってる人に対する『嫉妬心』を含めて『苦手な人』を設定すると、『相手との関係性を改善するトピック』が一切無くても良くなります。
自分が苦手なコトを克服しながら、苦手意識が弱まると自然に『嫉妬心』が弱まり、素直な『尊敬』に変わる構図を提示する事でこの問題への答えにできます。
自分の成長をアピールできるのと、俯瞰的な見方を持っている事もアピールできます。
更にパクって作った『苦手なコト』への回答をそのまま『苦手な人』にも使う事ができ、わざわざ違うトピックを考えなくても良くなります。
トピックが同じですから、二つの回答での統一感、キャラ設定ができてるか?等を考える必要もなくなります。
まだあるよ!高度に捻り込んだ『苦手な人』の作り方
『昔の自分を見ている様でイラっとする』を使った方法です。
再びズボラなタイプ案を使って説明します。
私は元来ズボラな性格を部分的に修正してある程度社会人としてやっていけるレベルまで改善してきました。
しかし、同じ部活にいる〇〇は、まるで昔の僕を見ているかの様な見事なズボラタイプです。
彼とは物凄く仲が良いのですが、一向にズボラを治す気配もなくソバにいてイラっとするというかモドカシイ気持ちになります。
でも、人って本当に痛い目に合わないと、本当に心の底から変わろうと思わないと変われない生き物ですよね。
なので、ソバにいながら彼を良い方向に導けず、そして彼がそのズボラな性格から損をしている場面を見るのが少し不快です。
この作戦も
自分の成長について語れている。
苦手な相手に対してイラっとしているけど、同時に同情もしているので見下してる感が弱い
イライラが友人への愛情から発生していて『優しさ』を表現できている。
改善トピックは提示していないが、俯瞰的に見ている事は伝わる。
この回答法もペーパーテスト的な回答では無いですが、変化球として十分使えます。
まとめ
かなり文字数の多い記事になりました。
作り終われば楽勝な問題ですが、結構手こずる人も多い問題なので
『少しでも良い解答を見つけてもらいたい!』
『万が一、見つからなくても緊急避難的にパクれる解答を見つけられる様にヒントを散りばめたい!』
という気持ちで書きました。
この記事によって、読んでくれた就活生の皆さんが【納得内定】に少しでも近づく事を祈っています。
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