ガクチカ典型タイプ ③『質向上タイプ』の戦い方!

面接戦略②初級

どうやって③『質向上タイプ』は産まれるのか?

基本的には学生のタイプ・人間のタイプは『①コツコツタイプ』か『②行動力タイプ』の二つに分けられると思います。
その他マイナーなタイプ④⑤⑥、、、もあるとは思いますが、いずれにしてもそれらのトピックを眺めていると『確かにこのトピックってコツコツやってるけど、質の向上というキーワードを入れてまとめるとまとまりがイイよね~』『確かにこのトピックって行動力を活かしてるけど、質の向上というキーワードを入れてまとめるとまとまりがイイよね~』と感じる事があります。

ガクチカ典型タイプ ①『コツコツ努力タイプ』の戦い方! では、『成長曲線の話』から最終的には『大きなプロジェクトを動かすのに欠かせない人材』なんです。
なので『大きなプロジェクトに挑戦しながら成長できる場がある御社で雇ってくれー!』的に志望理由に繋げました。

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ガクチカ典型タイプ ②『行動力タイプ』の戦い方! では、ガクチカトピックを通して『組織に新しい風を入れ込める人材」なんです。
なので『時代の流れに迅速に対応するプロ集団である御社で自分を磨かせてくれー!」的に志望理由に繋げました。

③『質向上タイプ』とするとまとまりがイイよね~と感じやすいのは、最終的に志望理由まで持って行きやすさにあります。

なぜ志望理由に繋げやすいのか?

世の中の仕事に求められる事柄は大きく分けると『質』と『量』の二つになります。
企業は限られたリソースの中で『質・量』共に最大化させようとしながらも、顧客に支持されるであろう『質・量・価格』のバランスを見出す競争をしているのです。

吉牛:安い割に美味い、しかも早い
俺のフレンチ:質は高級店だけど、ゆっくり喰えない、立って食え!
五つ星レストラン:どんだけ高くてもイイから最高級を食わせろ!

LCC:安いけど狭い、サービス無い 
大手エアライン:高いがゆっくりお辞儀してくれる(笑)

ニトリはお値段以上だし、ユニクロも安いのに質がすこぶる高いけど、中国でウイグル人が死ぬ思いをさせられているかもしれない(苦笑)


そして現場の従業員は予め想定されるコスト内でいかに質を上げるかの戦いを日夜続けていると言えます。

という事で『コツコツ継続してとにかく量を作れます!』の流れではそのまま志望理由にしにくいのは、わかるよね~?

はい、それで『私はガクチカを通して質の向上に取り組んできたと思うし、そういう質を高める作業は大好きで、時にコツコツ、時に行動力を持って取り組んできました。
御社が提供する商品はまさに、質を1ミリでも高めようとする努力・挑戦の積み重ねの集大成であり、その歩みを止めずにひたすら進化させ続けていく事のみが、顧客に支持されてきた御社が将来も支持され続けるための唯一条件だと思うので、私も一緒に参加させてケロー!』

みたいな感じで志望動機をズバンっとシンプルに刺しやすいのです。
だから、コツコツタイプか行動力タイプの様な気もするけど、『質向上タイプ』として取り上げた方がまとまりがイイかもね~と感じるトピックが一定割合で発生してくるのです。

※ちなみにパイロットの仕事は
①チケット代(コスト・収入)は他部署が決めてくれている
②お客さんの数・量は他部署が決めてくれている
ので、後はひたすら『安全の質』に拘ることが要求される職種なんです。
そんな経緯もあり、ネバギバがアシストする学生さんの『質向上タイプ』の比率は一般の就活学生さんよりも若干高いかも知れません。といっても1割前後だけどね、、

『質向上タイプ』はどんな学生が使うべき?

コツコツタイプでも行動力タイプでも『陰』でも『陽』でも誰でも使えます。
トピックとその先にある企業・職種も少し遠くに見ながら決めてください。

どうやって『質向上トピック』を作るか?

サッカーの様なスポーツなら
①フィジカル面の質
②戦術面の質
③精神力の質
④チームワークの質
などを上げる取り組みを語ればイイよね~!

弓道の様な競技なら

外から見れば的の中心を射抜けば勝つ競技に見えるが、その結果に至るまでに精神面における質を高める戦いが内面で行われていて、実際には矢を放つ瞬間までが勝負であって、その矢が結果として的の中心に刺さるのは勿論良いコトではあるが、偶然中心を射抜くコトには全く意味がない、、、、、、みたいなコトを説明しよう。結果じゃなくて『質』を追求しているんですと、、

カフェバイトの様な接客系なら

一通りマニュアルを覚えて商品を作れる動作を覚えれば、とりあえず7割ぐらいの仕事はできてる様に見えるが、美味しく味わってもらえる、楽しい時間を過ごしてもらう等の高い接客の究極の目標まで意識すると、そこから先はもうコツコツやればイイってわけでもないし、どこか他からヒントをグイっと持ってくるエピソードも作りにくく、ひたすらお客さんの目線を通して考えたり、周りのベテランから学んだりの質を上げるための成果が出にくい時期を描き、質があるレベルを超えて来ると視界が一気に開ける様子を書くと良い。
※そもそも職場の雰囲気が良くなること(チームワークの質)だったり、自分が質を高めようと取り組む事を楽しんでるコト自体がお客さんへのサービスだったりもするよね、、

営業などのバイトなら

マニュアルを一通り覚えて7割くらいの成果がコンスタントに出るカフェバイトに比べて、マニュアルを覚えただけでは成果が1割程度しかでない営業職バイトは質を高めて、あるラインを超えると一気に成果が爆発する。そこまでの苦しさと突破する為の工夫を書く。

『質向上』と『向上心』って違うの?

『私は常に高い向上心を持って、、、、』の様に『向上心タイプ』もありますよね。
①まず『志望理由』としてはチョット抽象的過ぎ・一般的過ぎて刺さりにくいです。
『どんな仕事でも向上心はいるよね~』なぜ当社の業界、業種、職種なの???となりやすいです。

②それからガクチカで頑張りながら『後天的な長所』を見つける、伸ばすのが王道です。
例えば『質向上』の場合、自分の外側にある対象物(部活、バイト等)と向き合う中で、『質を高め方』を身に着けてきたし楽しい!の様に持って行きやすいのですが、
『向上心』ってほぼ自分の内側が対象物なので、高める為のアクションを描きにくいので、結果として説明しにくい為、成長勾配や成長幅を面接官にイメージさせにく面があります。

ただこれもトピックによる面もあると思いますので、トピックを読んでこれは①②③のどれでもなく、『私の強みは高い向上心を身に着けてこれたことです。』と伸びたコトを説明でき、できれば希望職種は他の仕事よりも高い向上心が必要かもね~と思える論法があれば、使って良いと思います。

まとめ

難しく考えなければ
①コツコツタイプ ガクチカ典型タイプ ①『コツコツ努力タイプ』の戦い方! 
②行動力タイプ  ガクチカ典型タイプ ②『行動力タイプ』の戦い方! 
③質向上タイプ  ←この記事

で全然足ります。
急いでエントリーシートをまとめている学生は、とにかく記事を読んだ後に直観で決めて、面接対策ノートを一通り作ったり、どこかの面接を一回受けた後でもう一回考えてもイイかもね。
どのタイプか?どのトピックか?をグダグダ考えて中々決まらない人も多いはず! 
面接力が上がれば自然と問題点も浮き上がってきます。
先を急ごう、動きながら考えよう!

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