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台湾の【MPL】自社養成パイロット 牛肉麺君の【P⇒P】な半生

台湾の航空業界・パイロット事情

台湾の【MPL】自社養成パイロット 牛肉麺君の【P⇒P】な半生

今回登場する台湾人MPLパイロット牛肉麺君は、台湾の高校卒業後に警察官の学校に進みました。

そこで4年間勉強し、卒業後無事に警察官になる為の試験に合格し、警察官になりました。

その後なんだかんだで台湾大手航空会社の自社養成採用試験に合格し、今はニコニコしながらパイロットのお仕事をしている日本のドラマが好きな好青年です。

彼の半生?を簡単に記事としてまとめました。※麺が半ナマという意味ではありません(笑)

まずは【MPL】って何やねん?のご説明 ※知ってる人は読み飛ばそう!

自動車の免許では

①「普通自動車第一種運転免許」
普通自動車免許と言えばコレを指します。みんな持ってるヤツです。
普通自動車、小型特殊自動車、原動機付自転車の3種類の自動車を運転できます。


②「普通自動車第二種運転免許」
営利目的(仕事として)運転する為の免許です。
タクシー、ハイヤーなどの旅客運送用の自動車を運転できます。

③「大型免許」
バス、トラックなどの大型自動車を運転するときに必要な免許です。
普通免許①しか持っていなくても、大型免許③を取得すれば、営利目的以外であればトラックで彼女とドライブするコトも可能です。

飛行機の免許では

①に当たるのが、「自家用操縦士免許(PPL)」です。
セスナ等の小さな飛行機で飛べます。

②に当たるのが、「事業用操縦士免許(CPL)」です。
営利目的の運航ができます。

③に当たるのが、「限定変更」です。
ボーイング737、エアバス320などと個別に運航できる機種を試験を受けて増やす必要があります。
自家用操縦士免許しかもっていなくても、「限定変更」の試験を受けて、ボーイング777で彼女とフライトするコトも可能です。

普通のパイロット就活は①②を取得した後に行う

航大や私大操縦学部を卒業すると自家用操縦士免許だけでなく、事業用操縦士免許が貰えます。
事業用操縦士まで取得できないと卒業できませんし、就活もできないワケです。

こういった訓練校においては、あくまでも事業用操縦士免許が目的なワケで、時代や学校によっては訓練メニューに従って訓練を進めていって事業用操縦士免許を得るまで、自家用操縦士免許を貰うコトなく卒業まで行くコトもあります。

事業用操縦士免許所持者ができるコトは、完全に自家用操縦士免許所持者ができるコトを含んでいるので大きな問題ありません。
事業用操縦士免許を得るまでは、ずーと【訓練許可証】を使ってフライトするワケです。
※訓練途中でフェイルする人には結構大きな問題で、事業用操縦士免許を得る直前にフェイルしても自家用操縦士免許すら貰えない事になります。

ようやく【MPL】の説明

上記の様に訓練校によっては、原則的には別であり、段階を踏んで取得すべき『自家用操縦士訓練』と『事業用操縦士訓練』をナダラカに繋いで全体として効率良い訓練にするが可能です。

MPLとは、航空会社が自社養成採用者のゼロからの訓練の為に『自家用操縦士(PPL)訓練の一部』と『事業用操縦士(CPL)訓練の一部』と『限定変更訓練』を一番効率良い形で訓練シラバスを作り、そのPPLでもCPLでもない新たな免許形態を航空当局が認めることで、結果的に航空会社の訓練費用の負担を減らすコトを可能にする仕組みです。

ですから、MPL訓練が全て終わって実際に旅客便で乗務する様になっても、原則的にはPPLは交付されていないので、セスナにも乗れないです。
更には会社内限定なので、他の会社に転職した場合は例え同じ機種でも乗務できません。
※航空会社からすれば、実質的に転職防止機能も付加された都合の良い仕組みでもあります。

更に台湾の警察官の契約の仕組みについてもご説明

警察官の最初の契約年数は6年間というコトです。(今は4年間) 
※日本人からすると『警察官が契約?!』という感じですが、契約社員という意味ではないです。

その間に辞めると幾らかの金銭的ペナルティーがあるようです。

更に警察学校に行っていると通常課される半年程度の兵役も2~3週間程度で済むらしく、もし最初の契約期間内に警察官を辞めると通常通りの兵役もやり直す必要があるらしいです。

ようやく話は牛肉麺君にもどりますが、

彼は警察官になって3年目くらいに、

『給料もそれほど良く無いし、公務員だから年金とかも良いけど政府は少しづつ公務員の年金を削減する方向で動いているから、今後はあまり年金も期待できない!仕事のON,OFFもハッキリしていない部分は警察官だからしょうがないけど、やっぱりソコはいやだなぁ~、、、そうだパイロットを目指そう!』と考えたそうです。

その後はアフタースクールに通ったり、オンライン英会話をしたりTOEICスコアUPに取り組み、数年かけて最終的には950点を取りました。

そして晴れて6年間の契約期間満了と同時に台湾のエアラインに就職しました。

アメリカには半年くらいいて、100時間くらいセスナで訓練したそうです。
※例えば航空大学校は卒業までで230時間程度の実機訓練時間です。MPLなので半分以下の実機時間で済んでます。

その後は台湾大手エアラインのSIMでのフライト訓練と実運航でのルート訓練を経て副操縦士になりました。

会社でMPLが始まった頃は、MPL訓練生はFAAの訓練許可証で訓練するので特にFAAのライセンスは手元に残らない方式でしたが、今はFAAのPPLが貰えるようです。

台湾においてもMPL免許だと、会社の飛行機以外はフライト禁止だから、人によってはPPLとかをAPEXに取りに行く人もチラホラいるみたいです。

同期のフェイル率ですが、入社時に25名いた同期が副操縦士まで来ると17名まで減ったそうです。

前の会期は20名が11名くらいに、、、、

厳しいです。まぁお金貰いながらの訓練ですからショーガナイかぁ~

そんな厳しい訓練をくぐり抜けてきた事は、ユルイ笑顔の牛肉麺君からは想像もできませんが、、、

とにかくPolice manからPilotへの『P to P』のキャリアチェンジを無事成功させ、楽しそうに仕事している牛肉麺君に『オメデト&お疲れ&良かったねぇ~』の言葉を送っておきました。

ちなみに『もし入社後にフェイルして首になったらどうする?』って聞いたら

『警察に入る為の試験を受け直して、警察に戻ると思う。でもその試験が年に一回しかないから首になるタイミングによっては、かなり待たされるコトになる。だからエアライン就活しながら普通自動車免許に加えて、事業用の自動車免許も取っておいた。試験まではUBERのドライバーをやればいいかなぁ~と思って、、、あとまだ年齢が20代だからオーストラリアとかのワーキングホリデーもいいかなぁ~と考えていたわぁ』

記事の最初に出て来た 「普通自動車第二種運転免許」 を取得してたワケね、、、
脱落率が高い訓練だから当然考えるわなぁ~

ちなみに警察大学4年間を卒業後の試験に落ちたらどうなるの?って聞いたら、

試験は卒業後3回チャンスがあって、全部落ちると警察大学にいた時のお給料的に貰っていたお金を含めて返金する必要があるそうです。

月に15000台湾元くらい手当があったから、4年分は72万元、実際に返金しないとイケないのは84万元だから、手当プラス授業料の一部を返金する感じになるらしい。

実際に同期の一人が試験をパスできなくて、84万元支払ったらしい。

ついでに兵役もやる事になって大変だったらしい。

更にちなみに台湾の警察を途中でやめる人って結構いるの?って聞いたら

ほとんどいないって言ってた、95%以上は辞めないと思うだって。

⇒イメージ通りでなんか安心しました(笑)

オマケ:巡航中に管制から『ダイレクトMIHOU』が指示されると、、、

この『MIHOU』ポイントは米子の美保の上空にあるポイントなのですが、

牛肉麺君は自分のIPADにサササッと『美穂』と書き、『【MIHOU】は女の子の名前から付けたのか?』と聞いてきました。

日本のドラマでこんな名前の登場人物がいたような気がするって言ってた。

台湾と日本の良い関係がいつまでも続きますように、、、

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