航大模試業者(アカデミー・予備校・塾)は何名で模試を作るのか?.
【R5】から【業者系航大模試】じゃない航大模試が出来ました。※【R6】はどうなるか知らんけど、、
名付けて【合格者系航大模試】とでも言うのでしょうか?
この記事を書いている今も、一桁台の先生陣は、第一回ネバギバ航大模試に向けて連日の様にミーティングを重ねながら、問題と解答の改善に取り組んでいます。
本番が数日後に迫り、フォントや記号、どこで太文字を使うか?など、河合塾などの大手予備校などの資料も参照しながら【高速相互ダメ出し】しあって精度を上げています。
でもチョット考えてみると、二ヶ月前に最終合格したばかりの合格者が模試作るってオカシイですよね?
東大合格したての合格者が【東大模試】作ろうと思いませんよね?
航大は合格から入学まで数ヶ月空白期間があるからですか?
違いますよね、東大合格者に入学まで空白期間があっても誰も東大模試作ろうと思わないし、誰も受験界のプロでは無いホヤホヤ合格者が作った模試をお金払って受けようと思わないですよね?
しかし、今回の第一回ネバギバ航大模試は既に158名が参加申し込みしてくれています。
なぜか? なぜか?
河合塾などの大手受験予備校に比べて、航大受験予備校数社の規模が圧倒的に小さく、結果としてピリッとしないからです。
コレは航大の毎年の受験生が1000名程度であり、航大受験業界が小さいことから来る縛りなので、どうしようも無いんです。
どうしようも無いんですが、改めて
『なぜ合格者したての受験生が自ら航大模試を作るに至り、150名を超える受験生が申し込んでいるのか?』
の元となる究極の問いは何かについて考えていました。
そして『航大模試業者は何人で航大模試を作っているのか?』が僕の見つけた究極の問いです。
『そんなの簡単で、科目的には①数学②物理③英語④総合Ⅰ、とかあるから4人くらいに決まってるじゃん!だって航大受験業者には各教科絶対一人は講師がいるはずですから!』
という答えが返って来るハズです。
そして、その答えに更に究極の問いをぶつけたいです。
『航大模試業者の例えば数学は何名で作られていますか?』
『え~と、え~と、実際はわかりませんが多分一人で作ってるかも、、、』
『もし一人で毎年一人で作っていたとしたら、作った原稿を誰が難易度チェックしたり、推敲したりしてますか?』
『え~と、え~と、誰がその仕事してるんでしょう???』
(ネバギバコメント)
航大模試業者が何名で各科目を作っているのかは、誰もわかりません。
上記の様に、その【規模感】からおおよそ類推はできますが、業者さんが公表しない限り分かり得ないことです。
次は【規模感】ではなく、実際模試を受けた人のコメントから類推してみたいと思います。
第一回ネバギバ模試に申し込んでくれた受験生の中で、去年の航大模試を受けた経験のある人のコメントを見てみます。
模試に関する質問・要望、過去に受けた航大模試の良い点・悪い点等のコメント
大まかな傾向はそれとなく当たっている気がするし解説も自分にとっては分かりやすく感じるが、(他の教材にも言えることだが)誤字、誤表記が多い。それが原因で問題の間違った理由が分からずかなり時間を無駄にしたことがある。
〇〇〇〇〇〇〇〇の模試は、
・本試よりも計算量が多い
・明らかに出ないような問題が幾つかある
過去に受けた模試に関しましては、〇〇〇〇のものはかなり難しくて、あまり実践的ではないように感じられました(難しい問題を解いて能力を上げておくという面では良いが)
英語の和訳は採点基準が分からず、自分の解答がどう赤ペンを入れられたのかも不明瞭なまま、点数だけ返ってきたのであまり意味がなかった。
(ネバギバコメント)
難易度の調整が上手くできていない感じのコメントがありますね、、
航大受験業界のプロである人が模試を作って、難易度調整が上手く出来ない事もあるかもしれないとココでは書いておきます。
それから『誤字、誤表記がある』くらいなら、まだ理解できますが『誤字、誤表記が多い』ってコメントは普通の大手予備校の模試では多分あまり聞かないコメントの様な気がします。
でも、上記二つの内容って、問題作成者以外の誰か他の講師がチェックしたら【発見⇒修正】できると思いませんか?
はい、ここで去年【R4】までの航大模試に関するツイッター上の評判を見てみましょう。
航大模試(アカデミー・予備校・塾)のツイッター評判【一次試験対策】
最後にもう一度、読者の皆さんに究極の問いを投げかけます
『航大模試業者の数学の問題は何名で作られているでしょうか?』
『航大模試業者の各科目は何名で作られているでしょうか?』
答えは誰もわかりません。
誰もわかりませんが、航大受験業界の内実を少し想像しながら、それぞれの受験生が考えて見てください。
まとめ
今回が初回、第一回のネバギバ航大模試はこの様な航大受験業界の若干淀んだ空気を合格者自身が強く読み取り、自ら出題者側に成ることを決断した結果生まれました。
そして、その動きに多くの受験生が共鳴したことで150名を大きく超える参加者に膨れ上がりました。
この結果を業者さんが真摯に受け取り、来年度以降の航大模試の質の改善に取り組む機会にして頂く事を多少期待して、この記事を終わりたいと思います。
第一回ネバギバ航大模試に参加してくれた多くの受験生に改めて感謝とエールを送ります。
オマケ:この記事を出したら、スグに先生陣からメールでコメントを貰いました。
敏郎さん
読んでいて嬉しくなってくる記事ですね!受験生だったからこそ、受験生目線で模試が作れ、受験生目線の解説が書けるはずです。
作成は想像以上に大変ですが、自分だったらこの問題のここにこう引っかかるなと考えながら解説を作ることは非常に楽しいので、やりがいを感じています。
受験生の皆さん、僕の作った問題にひっかかってもらって(引っかかったということは弱点が見つかったということ!いいこと!)解説をよく読んで頂き、本番までに点数を伸ばしてください!
上記コメント引用してもらって構いません!
改めて記事作成ありがとうございます。
ひろきち
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